ドイツ在住、日独ベジタリアン一家が何を食べているのかお見せします
ベジタリアンやヴィーガンでない人にとって「ベジタリアンって一体何を食べているんだろう」と謎かもしれません。時々ベジタリアンメニューを選ぶ人も「ベジタリアンを続けるとなると献立のネタがつきそう」と思うかもしれません。
ということで、この数日意識的に我が家の食卓の写真を撮っていました。意外と普通だと思います。誰かのヒントになるとうれしいです。お楽しみください 😊
我が家のメンバー
パートナーとは2011年に知り合って、2013年から一緒に住んでいます。2014年に月曜日をベジタリアンにするミートレスマンデーを始めて、2020年の秋から99%ベジタリアンです。
私(日本人):好き嫌いなし。特に野菜とご飯が大好きで、料理だけでなくバルコニーで素材を育てるのも大好き。食命。お呼ばれの席などではありがたくお肉もお魚もいただきます。お友達のたこ焼き屋さんのたこ焼きと、秋冬に一度の牡蠣を除いて、自発的に肉魚を注文・調理することはありません。
パートナー(ドイツ人):元プロの陸上選手。結構好き嫌いはあるのに、にんじんやブロッコリーなど子供が嫌いそうな野菜は好き。最近ではまたレストランでは肉魚を自分で注文するようになりました。
子供(日本ドイツ女子):ちょっとした好き嫌いはあるものの、かつおぶしやひじきが大好きな渋好み。飲み物はほぼ水一択の変わり者。ドイツの子供の定番のソーセージはもちろん大好き。動物が好きで時々ベジタリアンになろうと思うようです。
朝食
ドイツでは平日の朝はパンとバターとジャム、蜂蜜、チョコレートスプレッドなど、甘い朝食を食べます。
ただ、私はしょっぱいものを食べたくて、季節の野菜のオープンサンドや納豆ご飯、時間があるとホットサンドなど、自分のものを分けて作ることもあります。
週末は少し時間に余裕があるので、冷凍のプレッツェルやクロワッサンを焼いたり、パンケーキを焼いたりすることもあります。
昼食
あまり時間はかけずに冷蔵庫にあるものでぱぱっと作ります。子供は学校の給食があるので、パートナーと一緒か、一人で昼食を食べます。一緒に食べる時でも食の好みが違いすぎるので、同じ材料を使ってばらばらになることもしばしば。
基本は野菜の野菜で作った何かとお米です。手の込んだものは必要なくて、私のものは夏場はご飯の上に野菜をのせて丼もの、冬場はご飯と味噌汁、パンとスープという組み合わせが多いです。
一人でお腹が減っていないときには、ものすごく簡単に軽く済ませることもあります。ウー・ウェンさんの豆乳本で覚えた、塩で調味するだけの豆乳スープ。10分もあれば作れるのがありがたいです。
夕食
家族そろってゆっくり食べる(といっても10分、20分で食べられてしまうこともありますけどね・・・)食事なので、温かいものを少しだけ時間をかけて作ることが多いです。
夏は熱々だとさすがに食べにくいので、パンなどの炭水化物とおかず、サラダという組み合わせが多いです。先日はキッシュを食べたいけれど、生地を作るのがこの時期は特に手間なので、トルティーヤはどうだと作ったらいい感じでした。献立としては、トルティーヤ、パン、サラダにしました。
ベジカツや季節の野菜のグリル、サラダ、パンも定番でオーブンが季節を問わずに活躍します。おいしいパンさえあればそこそこ決まるのもドイツの食卓のよいところです。
おいしいパン、のせるものを集めて手軽に用意するドイツの殿下の宝刀「カルテスエッセン」については以前詳しく一つの投稿として書いたのでよかったらどうぞ。
中東料理はパートナーと知り合って好きなり、ドイツで日常的に食べるようになりました。ベジタリアンフレンドリーで野菜をもりもり食べられて大好きです。手間がかかっているように見えるかもしれませんが、朝からひよこ豆を戻してブレンダーで粉砕して、丸めて揚げてファラフェルを作ったくらいです。衣をつけないので揚げ物とはいえハードルが低いです。
私は晩酌が大好きで、週末は家飲みOKにしています。この時期はビールやワインに合うように献立を考えることもあるくらいです😁
焼きそばなど、意外と野菜だけで作ってもおいしいですよ。普段当たり前のように肉を入れているものからお肉を抜いて、ベジタリアンにチャレンジしてみるのも一つの手だと思います。餃子も野菜だけで十分おいしく作れます。以前詳しく一つの投稿として書いたのでよかったら。
おわりに
ドイツで暮らす日独ベジタリアン一家の食卓はこんな感じです。ベジタリアン試してみたいけれどどんなものなのだろうという人の参考になったら、またはただ楽しんでいただけたらうれしいです。
1人のヴィーガンよりも10人の週一ベジタリアン/ヴィーガン。ゆっくり楽しく取り組めたらいいなと思います。