ボランティア ことはじめ
地域の街頭緑化推進のボランティア団体に参加して、2ケ月が経過していますが、まだまだ、活動のイロハを教えていただいている状態です。健康面からは、まだまだ、働ける状態なのですが、定年後には、責任を持った職務への就業は避けたいという思いと、会社生活終了後に、それまで顧みてこなかった社会への貢献を行いたいという考えから、ボランティアの道を選んだ次第です。ボランティアチームの構成は、十数人でありますが、殆どが75歳以上の方々で、十数年前のチーム発足から所属している方が殆どの中に、60歳半ばのペーペーとして参加させて頂いた次第です。
まず、最初の参加作業は、管理している花壇の清掃作業です。秋に植えて咲き誇るパンジー、ノースポール、アッサムの枯れた部分の除去、草むしり、周辺の清掃です。ボランティアの説明会に参加後に、翌日に上記の活動があるから、朝、直接行ってくれということでした。この年に新たなチームに参加するわけで、ちょっとした緊張感とともに、代表者の許しを得て、参加させていただきました。ホット一息。
チーム内での連絡は、FAXで行うようにしているとお聞きしましたが、自宅には、FAXが御座いません。色々と調べたところ、FAXを実現するためには、①FAX機能付き電話機、②複合プリンタ機、③PCのFAXモデムの内、どれかを準備するしかないということが分かりました。③のPCにFAXモデムでは、一日中、PCをONにしていられないことから却下。②の複合プリンタ機は、普通の家庭ではちょっとお高く、また、大きいので、これも不採用。ちょうど、既存電話機のLED画面が見えなくなっていたこともあり、FAX機能付きの電話機を購入して、FAX対応状態を構築しました。うーん数万円の出費です。言い出すことは出来ないのですが、電子メールとか、Lineとかで対応出来ないものなのか?
4月の定例会では、前年度の活動まとめと、予算執行状況の確認となります。メンバーのほとんどが、公民館に集合する中で、初めて定例会に参加させていただき、チームメンバーの方々の紹介を受けて、自身の紹介も改めて行い、また、年会費も納入させて頂き、正式に新メンバーとして、参加承認して頂いた感じです。そこでは、統一ユニフォームも頂戴し、この年で、本当に新鮮な心持を感じた次第です。ここで一つ問題が、私は、入社以来40年以上に渡って技術職であったことからか、中々、人の名前を覚えられません。経験的に、営業職の方は、名前を覚えることが得意なように思えるのですが、十数人のチームメンバーのお名前と顔が、まだまだ、一致いたしません。メンバーの皆様の自己紹介中に、手帳に出来るだけメモを取りましたが、失礼の無い様に、応対出来ますように祈るばかりです。
5月に入り、緑化活動も本格的な活動が展開されて来ました。まずは、秋に植えた草花も、春に咲き誇り、その時期が終わったことを見計らい、これらの除去作業が行われました。朝9時に集合、作業開始ということで、8:50位に現地に到着しましたが、既に、草花の抜き取り作業が進んでおり、ちょっとびっくり。私は、抜き取られた草花を、ごみ袋に回収する作業を開始。花壇は、数十平方メートルの大きさですので、回収した袋も、大型の45リッターポリ袋で、やはり、20個程度になります。その袋に草花を押し込み、近くのゴミ回収の集積所に持って行くのですが、そこまでは30メートル程度であり、草花とは言え45リッターの袋一杯ですので結構重たいのです。メンバーで最も若い私は、出来るだけこの袋を集積所までに搬送しました。チームへの経験が薄い中、ちょっと貢献できたのではないかと考えています。結構疲れました。
実は、これとは別にチームで担当しているお仕事で、老人ホームに要請され、車椅子のお掃除の作業にも参加しました。車椅子には、座面に食べ残しや埃がたまっており、また、車の部分には髪の毛、糸くずが巻き付いているので、これらの除去作業です。車椅子にも、汚れの程度差があり、酷いものは大変です。ブラシやウェットティッシュ、手袋が用意されており、定期的に実施している様です。2時間程度で、一人4台程度の車椅子を掃除して、結構なゴミが除去されます。介護支援員の方では、車椅子の掃除まで手が回らないのでしょう。これも社会貢献です。
これとは別に、ボランティアセンターの要請で、市立のリハビリセンターの通所者支援に当たりました。対象は、肢体不自由な方のお買い物の支援です。車椅子通所者の方の外出による買い物に同行し、車椅子の移動や、所望の品物を探すお手伝いをするものです。ボランティアセンターの担当者の方から、Lineで対応のお伺いを受けて、一日1時間ですが、初めて参加させて頂きました。リハビリセンターに到着後、戸惑いながら玄関の自動ドアを入っていきますと、ボランティア担当の方にお出迎え頂き、一安心。通所者様の朝の会と健康チェックが終了後、車で買い物に向うということで、ちょっと待っていました。玄関には、車椅子リフターが装備されたハイエースのスーパーロングボディが着けられ、車椅子の4名の方とともに、お店まで出かけて行きました。介護者は、運転者も含め、3名で配置され、ほぼ一対一の支援となります。通所者様の買い物の要望に応え、希望の売り場にお連れして、品物を手元にお取りする支援と、レジでの会計の支援を行います。支払いの場面では、金銭の支払いへの支援も必要で、少額とは言え、他人の財布を扱うので、少々の緊張が伴います。車椅子の移動、品物の手渡し、会計の手助け等の実際のご支援に際しては、その度にお声掛けを行いましたが、通所者様も緊張しているのか? うまい意思疎通が出来ていたのか、はっきりとは分かりませんでした。それにしても、介護員の方は、皆さん、若い女性で、手際よく対応されています。一番驚いたのは、幅広、ロングボディーのハイエースを問題なく、運転して、送迎に当たられていたのが驚きました。この送迎のための運転では、安全へのプレッシャーもあるでしょうし、他人の金銭を扱うという点では、間違いが無い様にとの規範維持の気持ちも必要とされ、決して低いプレッシャー状態での支援では無いと、改めて、感心した次第です。仕事とはいえ、中々、出来ることでは無いんじゃないの・・・・
話は、変わりますが、更に活動範囲を広げるために徒歩での移動のみでは、範囲が限られるために、電動アシスト自転車を購入しました。自転車には、もう、25年以上乗っていませんし、原付バイクも候補に検討しましたが、自動車運転の40年近くの経験はありますが、バイクは一切乗っていませんし、原付バイクと言っても20万円以上は必要です。加えて、安全を考えて、電動自転車を選択しました。電動自転車は、どんな物かも分かっていませんでしたので、シェア自転車のHELLO CYCLのアプリを導入し、お試し30分クーポンを利用してトライしました。
乗った自転車は、Panasonicの電動自転車内装3段変速でしたが、電動アシストのアシストは結構強力で、通常の自転車では決して上がり切れないであろう10度程度の坂道も、パワーモードを使いですが、足をつかずに登り切れましたことから、電動アシスト自転車に決めた次第です。但し、全速力の数百メートルの走行でも、息切れもするは、30分の走行で腿が笑うはで、不安が残ります。内装3段変速では、今の脚力では、トップスピードを維持することが困難であると判断し、ちょっとお高いのですが、7段外装変速機付きの自転車にしました。ここでも、十万オーバーの出費です。自転車本体の鍵に加え追加の鍵、ヘルメットと携帯ホルダーも購入しました。定年後の収入が無い中でのボランティア活動もお金が掛かります。少しずつですが、活動を広げていければと考えています。