ワークショップイベントに潜入してきた！

2018年11月5日 15:59

こんにちは、駐車場予約アプリ「akippa（あきっぱ）」広報の森村です。
このnoteを開いていただきありがとうございます。
皆様の優しさは地球を救うレベルだと思います。

さて、今回は10月3日にアクサ生命保険さまと NewsPicksさまが開催されたワークショップイベントに弊社代表の金谷が登壇した際のイベントレポートになります。

テーマは「金融スキルで地域経済をアップデートできるか？」
そう、今回は関西経済と金融のこれからについて考える、金融機関に勤めている方向けのイベントになります！

これまで様々な登壇の機会をいただいてきましたが、このようなテーマは初となります。
そのため個人的にも話を聞くことをすごく楽しみにしておりました。

ファシリテーターにベンチャーキャピタリストの五嶋一人氏、パネリストは株式会社フィラメント代表取締役CEOの角勝氏、そして弊社金谷というメンバー。
モデレーターはNewsPicks Brand Design Creative Directorの呉琢磨氏が務めます。

登壇者による簡単な自己紹介からイベントの幕が上がった（左から角氏、金谷、五嶋氏）

さて、今回のワークショップもNECさまのイベントと同じように、ただのディスカッションではございません。
登壇している3名が、出されたテーマの回答をそれぞれその場でスケッチブックに書き込んで答えます。そこからさらに掘り下げてトークセッションをおこないます。
全部で5つのテーマをもとに、それぞれ思いの丈を伝えました。

登壇者はスケッチブックに回答を記入して答える

以下、森村の独断と偏見で印象に残ったやりとりをご紹介。

1.関西経済の特徴とは？
金谷「商売はうまいが短期的思考」と回答。
大阪は「短期的な利益志向」・東京は「ユーザー志向」であると述べました。
サービスの成長を長い目で見据えることの重要性を説き、数年後の東西の成長差に警鐘を鳴らしました。

2.関西経済の活性化にいま足りていないものは？
金谷は「メガベンチャー」と回答。
誰もがああなりたい！と思う企業、大きくスケールする企業が少ないのではないか？と思っている、自社がそうなれたらと話しました。
五嶋氏は金谷の意見に共感したうえで、「起業したい人」と回答。関東圏に比べて起業する人が少ないと話しました。
角氏は『学び』よりも『儲け』を気にする人が多い。学びに価値軸がないと持論を述べました。

3.関西のスタートアップ環境の特性とは？
金谷は「ヒトモノカネが実は充実」と回答。
人材は大阪で他に行きたい企業がない人がakippaに入社してくれるし、大手企業が出資先を探している状態なので環境がいいと続けました。
角氏は目先のビジネスを売っていると受託が増えて忙しくなる。結果、新しいサービスをはじめにくくなってしまうと関西スタートアップ環境の危機感について語りました。
五嶋氏は恵まれた環境でありながら惜しいと感じる、何かが足りなくてそれは誰もが気づいていると話しました。

4.起業家と投資家にとって関西は魅力的か？
金谷は「YES！」と回答。
今は目立ちやすい。登壇もメディア露出もしやすい。そして都市もでかくて魅力的だと大阪を絶賛しました。
角氏は金谷の発言を受け、akippaが注目されているのはakippaみたいな魅力的な企業がないからではないか、そこまでいくまでが大変だと言及しました。
五嶋氏は魅力的ではあるが、福岡に劣るのではないかと指摘しました。

5.関西の金融マンに期待することは？
金谷は「HELP！」と回答。
創業初期は何もわからない。いろいろと教えてくれたり、手を差し伸べてくれる存在こそ必要であると参加者に訴えました。
角氏も続けて、「芽が出ていない種に水を」と回答したうえで大阪の企業への投資を呼びかけました。
五嶋氏は金融の知識があれば、関西で動き出すのはいいチャンスだと話し、このような場に足を運んでもらい、動き出すきっかけにしてもらえたらと話しました。
　
登壇内容詳細については NewsPicksさまが執筆されたレポートを読んでいただければと思います。
じゃあ森村のやりとりの紹介いらなくね？と思った方。天才か。

ディスカッションが終了すると、アクサ生命保険株式会社執行役員である山内康晴氏の挨拶がありました。
「成功している金谷さんは腰が低い、HELP！と出すところに驚いた」とディスカッションを振り返りました。