Photo by tarostagram 今を生きる「灯をともす言葉」 2 AKIOYAJI 2022年1月15日 23:32 月刊誌「暮らしの手帳」の初代編集長 花森安治さんの言葉です。言葉が人の心を変えることがある。同じものを違う角度から光を当てることで、今まで見えていなかった像が浮かび上がることがある。そんな思いにひたれる言葉です。年始に魂が洗われる気持ちになれます。「灯をともす言葉」より。世間のために気兼ねすることはない。自分に気兼ねすることはない。世間の人に気兼ねをして、自分のしたいことをしないなんて、最も恥ずべきことだと思うな、自分に対して。罪悪を侵していることになる。花森安治「灯をともす言葉」平均点の美ということと、個性の美ということは、白と黒ぐらいに、ちがっているはずである。はっきりいえば、個性を生かすということは欠点をなくすことでなしに、むしろ逆に、欠点を強調することだと思う。個性を生かすということは自分の欠点が、どこにあるかを知って、その欠点が、なによりの魅力になるように、誇張したり、強調したりして、みがき上げることである。その意味では、大多数のひとは、逆の方向に歩いている。その結果、面白くも、おかしくもない、うすぼやけた印象しか与えないものになろうとして、苦労しているとしか思われないのである。花森安治「灯をともす言葉」どうせ二度と生まれてこない、しかも短い、宝もののような一生ではないか、命のある限り精いっぱい働き、精いっぱい楽しむのがいいのである。なにを自分の手で、自分の一生を、狭く、暗くしてしまうことがあろう。花森安治「灯をともす言葉」大きな過ちのないということ ボクはこんな愚劣な話はないとおもいます 大した過ちがないということは つまりなにもしなかったということなのです人間というものは 何かすれば成功するチャンスもあれば失敗するチャンスもあるどこかに歩いて行こうという場合に大した過ちをしないということは踏み出さないということではないかと思います近頃は若い人まで 生きて行くのに大過なく生きて行こうとしている人生何十年いきれれるものかわかりませんけれども過ちがなかったということだけを誇りにして生きて行くことは軽蔑したいのです花森安治「灯をともす言葉」 灯をともす言葉 (河出文庫) amzn.to 869円 (2022年01月15日 23:22時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #読書 #人生論 #いきかた #花森安治 #暮らしの手帳 2