【洋楽】MÅNESKIN/Rush!(Are You Coming?)
お待たせしました。いよいよ「Rush!」です。今回はアルバム同様ちょっと長いけど最後までよろしくお付き合いください。
2023年リリースで、複数バージョンがリリースされています。ファン泣かせですね。いろんなプレゼントがついた企画盤は外し、純粋に曲だけに注目するとボーナストラック1曲が入った18曲入りと22曲入りの2種類がありました。私は散々迷ったのですが、選べなくて(というか好きすぎて)両方買ってしまいました!(汗)
迷った理由はアルバムジャケット、どっちも欲しかったのと、入っている曲の構成の違いで別のアルバムだと思えそうだったってことからです。結論は、2枚とも買って大正解でした。
このアルバムは一番新しくヒット曲も多いので聴かれた方も多く、バンドの認知度をさらに上げたのではないでしょうか。
RUSH!
Own My Mind
Gossip Ft. Tom Morello
Timezone
Bla Bla Bla
Baby Said
Gasoline
Feel
Don't Wanna Sleep
Kool Kids
If Not For You
Read your Diary
Mark Chapman
La Fine
Il Dono Della Vita
Mammamia
Supermodel
The Loneliest
Touchme
まずは少ない方。それでも堂々たる18曲です:
1曲目「Own My Mind」。ギター、ドラム、ベース、ヴォーカル、何も変わってないですね!これぞMåneskinです。それどころかパワーアップしてますね。1曲目からぶっ飛ばしてます。ノリノリです。Do you wanna on my my on my my…🎵
2曲目「Gossip Ft. Tom Morello」はレイジ・アゲンスト・ザ・マシーンのTom Morreloが参加したヒット曲です。小気味よいギターソロが入っていて足し算が掛け算になって曲とバンドの魅力が爆発してますね。初めて聴いた時はもう最初の2曲でノックアウトされましたね。
3曲目「Timezone」。一転ダミアンがしっとり歌うバラード。さびのヘビーなロック調でのコーラスもよく、前作の最後でバラードが良いと書きましたが、彼らの良さはここにもあると思っています。ほんと、心を揺さぶる、若者は今の気持ちを、我々おっさんには若かった時の気持ちを思い起こさせてくれる熱い歌を聴かせてくれます。
4曲目「Bla Bla Bla」はちょっととぼけた感じの出だし。いいノリですね。ヴィクトリア嬢のベースが絡んでくるところ、いいですね。そして重めのギターリフ、ドラムが重なり、どんどん音が分厚くなります。でも歌は変わらずとぼけた感じで続きます。ちょっと違うかもしれませんがザ・キュアーとか、ブリティッシュロックのエッセンスが私には感じられました。
5曲目「Baby Said」。いい曲ですね。なんだかINXSみたいに感じました。出だしも軽いと思いましたが、コーラスのあたりちょっと今までとは違う感じのヴォーカルスタイル?これ新しい感じがしました。ダミアーノ抑えめですが、幅が広がった感じがします。
6曲目「Gasoline」。めっちゃかっこいい曲です。ブンブンベースでノリノリ。さび大合唱になること間違いなしですね!もういうことなし、説明不要、知らない人はぜひ聴いてください!
7曲目「Feel」ラー、ラッララー、とGasolineが続いているかのような出だしから始まってちょっとびっくりしました。途中からちゃんと別の歌だな、とわかりました。
アルバムを重ねるごとに成長を感じますが、今作ここまできいて、英語でワールドワイド向けに気合が入っているのはわかりますが、出来が良すぎませんか?
8曲目「Don't Wanna Sleep」。そしてこれでもか、とこれです。寝るのは許さんぞ、とばかりに畳み掛けてきます。
9曲目「Kool Kids」。少し軽い感じの曲です。私はこの曲にビースティーボーイズのようなノリを感じました。ひたすら繰り返しつつ、ビートを刻みつつ色々な遊びを入れていて。
10曲目「If Not For You」ここで一息。バラード。ダミアーノのヴォーカル、がなる感じではなく、きれいなんです。聴かせるヴォーカルに幅が出てきてます、明らかに。
11曲目「Read your Diary」。さて、後半ギアを上げていこう、という感じです。なぜかどの今日もすぐに歌えそうな感じのサビやノリの良さって何なんでしょう。決してマンネリではなく、どんどん開拓されていくのについていけるこのノリの良さ。
12曲目「Mark Chapman」。元気なギターで始まる一曲。曲名はかの有名なジョン・レノン殺害犯の名前です。ここからイタリア語の歌が続きます。
13曲目「La Fine」。やはり12曲目同様イタリア語だと言葉の持つトーン、歌い回しのしやすさなどがあるのでしょう、英語とは違う感じがしていいですね。
14曲目「Il Dono Della Vita」。バラード。ねっとりとしたヴォーカルですが、やはり前作までと比べると少し抑えめな感じがします。意識的なのか、そうなっただけのことなのか、はたまたそういうプロデュースなのか。前作までのような歌い方を続けると声が出なくなるのではないか心配なので、ここはポジティブに幅が出たと捉えています。
15曲目「Mammamia」そしてまたノリノリのリズムで、攻めてきます。めっちゃノリノリです。これもライブでは爆発しそうな曲ですね。イタリアのロックがこんなに素晴らしいと教えてくれたMåneskinに感謝です、ほんと。
16曲目「Supermodel」。もうレッチリです。でもMåneskinなんです。かっこいい。ここまで聴きながらいいと思った曲にMacのMusicに★の評価をつけているのですが、ほとんどに4とか5がついてしまいます。もうあと残すところ2曲というのに。
17曲目「The Loneliest」。やばいバラードです。泣ける曲です。また★をつけしまういい曲です。ギターソロで久々泣けました。もっと長いソロを聴きたい。一緒に歌いたいですね、大声で。
ここまで聴いて良かったと思える曲に出会えるなんてすごいアルバムです、すごいバンドです。
18曲目「Touchme」。おまけとは言えないいい曲です。アンコールでノリのいい曲を、って感じでしょうか。途中で転調して急に感じが変わるところがあるのですが、私は知らないのですがここはもしかすると違う曲を一つの曲の中でメドレーでもしているのでしょうか、面白いのでぜひ聴いて欲しい曲です。
RUSH!(ARE U COMING?)
もう完全にお腹いっぱいになっているかもしれませんが、もう一枚続けての紹介です。こちらは曲の多い方で、実に22曲も入っています!
少ない方のボーナストラックである18曲目「Touch Me」の代わりに冒頭1〜5曲目が追加されています。曲の間や最後に挿入ではなく冒頭につくのって珍しくないですか?頭から入れているということに対して、これは18曲入りとは違うアルバムに仕立てているように感じて欲しいのではないか、と思うのです。つまりボーナストラックという扱いではない、と私は理解しています。その感覚が正しかったことは次のライブ盤で証明されました(ライブ盤はこの次にご紹介する予定です)。
では曲をご紹介します。
HONEY (ARE YOU COMING?)
VALENTINE
OFF MY FACE
THE DRIVER
TRASTEVERE
Own My Mind
Gossip Ft. Tom Morello
Timezone
Bla Bla Bla
Baby Said
Gasoline
Feel
Don't Wanna Sleep
Kool Kids
If Not For You
Read your Diary
Mark Chapman
La Fine
Il Dono Della Vita
Mammamia
Supermodel
The Loneliest
以上22曲です。6~22は最初に紹介しているので、ここでは最初の1〜5曲目までを紹介します。
1曲目「HONEY (ARE YOU COMING?)」アルバムタイトルRUSH!の()のなかのARE U COMING?がこちらにもついているので本当はこれが1曲目として正しいのかな?ノリノリでサイコーです。何もいうことないですね。
2曲目「VALENTINE」。2曲目は重たい始まり、ねっとり〜じっとり〜なバラード、感情込めまくりです。渋い、いい曲です。この曲順で聴かせるってことはきっと自信ありなんでしょうね。ちょっと初期スキッドロウ(1・2枚目の頃)のバラードを思い出しました。
3曲目「OFF MY FACE」。お得意のベースノリノリで攻めるミッドテンポのロックです。ほんと好き、このスタイル。ヴァオーカルだけじゃないぞ、とヴィクトリア嬢のベース、ギター、ドラムが絡むのです。
4曲目「THE DRIVER」。バラードかと思いきや、小気味良いミッドテンポのロック。1st,2ndバースの後のブリッジのギターソロ、めっちゃいいですね。
5曲目「TRASTEVERE」。タイトルはローマの地名から来ています。しっとり聴かせるバラードです。ただのうるさいロックバンドではないぞ、と。曲、歌の良さが光ります。
そしてここからOwn My Mindが始まります。すごいアルバムです。22曲って2枚組、いや最初の7、8曲入りEP版から比べれば3枚組のボリュームです。しかも、ただ曲数が多いだけでなくこれまでの彼らの作品同様1曲1曲のクオリティが高いのです。
これを聞いた後の感想ですが、古いかもしれませんが私的にはガンズのUse your illusion Vol.1&2を聴いた時のような感じです。もう完成度高いものをこれでもか、と一気に出されて、それに負けじと頑張って受けてたち、疲れ果てるのですが、また懲りずに聴いてしまう、というものです。
さて、みなさんの受け止めはいかがだったでしょうか?
で、結局のところどちらを買った方がいいか?もちろん多い方が良いです。でも少ない方もジャケットが違うしボーナストラックもあるので、捨てがたい!あ〜やっぱり両方買うのがいいですね。
おすすめ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(この1、2年の中では必聴アルバムだと思います)