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2025#011【映画】MARVEL/キャプテン・アメリカ - ブレイブ・ニュー・ワールド

AVENGERSの後、スパイダーマンしか元気がなかったMARVELですが、ドラマでも好評だった二代目キャプテン・アメリカの映画がようやく来ましたので早速行ってきました。

以下ネタバレがあるので見ていない人は読まないでくださいね〜


はじめに

本作を楽しむにはエドワード・ノートンとリブ・タイラーの出ていたハルクを見ておくほうが良い、ということを聞いていたので事前にそちらを鑑賞したうえで見に行きました。

本作のポスターに登場する赤いハルクに関係して、人物や背景を理解しておくには結構重要です!

今回は109シネマのエグゼクティブシートで快適な環境でゆっくり見ることができました。上映時間は2時間10分くらい?ちょうど良い感じ。

アベンジャーズではファルコンだったサム・ウィルソンが受け継いだ盾、そして二代目キャプテン・アメリカという称号はファルコン&ウィンターソルジャーというドラマの中でもずーっと悩んでいました。その「果たして自分で良いのか」という問いかけに対する答えを見つけるストーリーを、サスペンス・スリラー仕立てで見せてくれます。

パンフレット表紙。熱い!アツすぎる!

登場人物

ハリソン・フォード

アメリカ大統領にまで上り詰めたサディアス・ロスにハリソン・フォード。ハルクの時はウィリアム・ハートが務めていましたが、数年前に惜しくも2022年に亡くなってしまい代わりにハンソロ船長が。しっかし80歳を超えているというのに元気ですね。スターウォーズの7に出た時よりもさらに老けちゃってますが若かりし頃のキャラはそのままでいい味出してます。

サディアス・ロスは結構他の作品にも出ていますので改めて過去の作品を彼を軸にして追いかけるのも面白いかも。

二代目ファルコン

今後のアヴェンジャーズにも登場が期待できるメンバーとして以前のサム(、つまり二代目ファルコン)に、ホアレスが入り、まるでバットマン&ロビンのようなコンビで主役を務めています。

日本の首相

流暢な英語で、背も高くて見栄え良く、しかもしっかりとアメリカに物申す、全く現実世界と正反対な首相に平岳大が出ています。昭和の怪優、平幹二朗のご子息ですね。Apple TV+のゴジラ系のドラマにも出てましたし、最近は活動の場をハリウッドに広げているのかな?あ〜、こんな首相が欲しいと思わせてくれて、いかに現実が酷いのか思い知らされました。


ストーリー

アダマンチウム奪回

口火を切って登場するサイドワインダーを務めるのは悪役をさせたら最高なジャンカルロ・エスポジーです。ドラマ「ブレイキング・バッド」や「マンダロリアン」で強烈な印象を残してくれました。

何か取引をしている彼の現場をサムとファルコン率いるチームで急襲、無事パッケージを取り戻すのですが、それが後々ストーリーに重要となる日本で精製したアダマンチウムだったのです。

彼が取引するとしたら相当ヤバいものしか頭に浮かんでこないくらい悪い役が私の中では出来上がってます(^^)

ETERNALのセレスティアル、ティアマットの残骸から採取されたとして、MARVELで初めてアダマンチウムが言及されました。これ、新しいX -MENへの布石ですかね?FANTASTIC 4もリブートされるようですし、なんだかワクワクしてきましたよ。

エスポジート演じるサイドワインダーは一旦捕まったようですがこれで終わらせてはもったいない俳優さんなのでまたの登場を期待しましょう。

大統領襲撃

無事アダマンチウムを回収し、世界に自分の手腕を披露しようという会場でまさかの事件が起きます。急に始まってポップコーン落としそうになりました。ここからサムとホアキンに絡んでくる元ブラックウィドウのルースがちっさくて可愛いのに腕が立ちます。今後の映画でも出番があるといいなぁ。

エコーワン

イザイアが悪いことをしたととても信じられないサムとホアレスは色々と調べるうちに怪しい軍事サイトから大統領襲撃の指示が出ていたと突き止め、そこを調べに。

そこには怪しいラボがあり、研究されていた内容からイザイアがなぜ大統領を襲ったのか、その理由が判明します。その研究をしていたのが事件の黒幕、なんとハルクでガンマ線を浴びて頭がぷくぷく腫れたサミュエル・スターンズでした。

彼をあまり覚えていないという方も、そうでない方もやはり事前にインクレディブル・ハルクを見直しておくほうがいいですね!

インド洋の空中戦

前半の見どころでしょう、日本とアメリカがアダマンチウムをめぐり政治的なタイルとなり、インド洋で激突します。サミュエルに操られた兵士たちによる行動がきっかけで日米が戦うことになりますが、サムとホアキンの文字通り体を張った活躍でなんとか場を治める事ができました。

赤いハルク

インド洋の頃から大統領は興奮すると顔や体に異常をきたし出します。これはサミュエルが心臓の手術の後に飲ませていた薬の効果で、ロス将軍のせいで怪物になったから、彼を怪物にしてやろうという仕返しなのでした。

大統領の記者会見で、サミュエルによる秘密の暴露を受けて記者たちの執拗な質問攻めにあった大統領は抑えに抑えた怒りが抑えきれなくなり、真っ赤なハルクに変身して大暴れに。

桜並木での決闘

さてここから最後の見せ場、サムと赤いハルクの一騎打ちが桜並木を背景に派手に繰り広げられます。インクレディブル・ハルクのバトルも凄かったけど今回のバトルもなかなかでしたね。

ラスト

戦いの果てに、ハルクは元通り80歳のハリソン・フォードに戻るのですが、その年老いた姿を見て涙が出てしまいました。あのハンサムだったハリソン・フォードが…歳を重ねることは残酷ですね。

ともあれ、大統領は全ての過ちを認め、ガンマ線が抜けるまで海の中の監獄島、ザ・ラフトに収容されることに。

ロス将軍からロス大統領になったことで彼は変わろうとしていたこと、サムは対話をするということ、この辺りがしっかり観客に伝われ〜って思いましたね。世界はいま分断と戦争で荒れています。だからこそ、変わる、対話する、が大事なんです。マーベルってただのヒーロー映画だと思っている人たちにもこうした熱いメッセージが背景にちゃんとあるんだと声を大にして伝えたいと思いました。

はい、そして終幕にはこの文字が出て終わりです。早く次が見たい!

CAPTAIN AMERICA WILL RETURN

今年はこの後サンダーボルツとファンタスティック4があります。DCではスーパーマンもやってきます。マーベルもDCもいい作品を出してしょぼい今の時代を元気にして欲しいですね!

おすすめ度:★★★★(久しぶりにいいマーベル、元気なマーベル映画でした。面白かった!かっこよかった!)



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