コピーロボット=アバター
Facebookが社名を変更し、仮想空間の運営サービス会社になった。
この仮想空間メタバースでは、自分のキャラクターを現実の自身の動きで操作し、他のユーザーと交流するんだそうだ。
映画マトリックスのような仮想空間で生きる時代がくるのか…
と、初めは思ったが、よくよく考えてみるとこのメタバースは今のままではあんまり便利じゃない気がした。
仮想のキャラクターはできるが、結局私の体は一つだからだ。
仕事や交流をするのにモーションキャプチャでは動きすぎて疲れてしまうので、まだチャットやビデオ通話の方がはかどる気がする。
そして、メタバースを使ったにしろ、私の時間が取られるのには違いなく、場所が変わっただけで作業には変化が無い。
せっかくなら、自分で操作せずとも私と同じ行動をしてくれるアバターが欲しい。
もう一つの体として。
私が何の入力もしないでも、仕事を決めてきて、友人との旅行の段取りをしてきて、私のスケジュール帳に反映して欲しい。
もう一人の自身、私のコピーを作るのだ。
一人コピーできれば、二人、三人と増やし、私はコピーたちの行動を承認するだけで、すごいスピードで仕事が進む。
いいなぁ。今から自分の行動を記録してたらそんな技術ができた時にスムーズに適応できるだろうか。
星新一さんにこの話をしたら、大きな落とし穴のオチをつけてくれそうだが…