老化は見た目
生きた年ではなく見た目が老化の尺度である。
と私は思う。
年齢は老化の大まかな尺度であり、人の天命には幅がある。本質的な老化具合を示す尺度は、年齢ではなく、その人そのものの見た目であると思う。若く見える人がいるが、その人は単純に年齢よりも老化しておらず若いのだ。
この考えの上に立つと、アンチエイジングとは見た目を若くすることとなる。そして、見た目、つまり人間の表面にあるのは、皮膚である。
15年前の私はそう考えて、人生100年時代に備えるべく、皮膚についての医学書を読み漁った。
少し古い情報になるが、皮膚の構造は変わっていないので、今でも有効だと思う。
結論から言うと、出来ることは2つだ。
「ビタミンCの内服」と「紫外線からの皮膚の防護」だ。
なぜその結論に至ったかの詳細を忘れてしまったが、細胞の異常を防ぐ事に効果があった。
外用の化粧品は、意味が全くない訳ではないが、薄い表面の水分量を増やすだけで、老化への効果は薄い。
これを15年続けた私の外見を、お見せできないのは残念だ(笑)。
712年頃、日本の成立ちを記した「古事記」が作られた。その「古事記」にはメイキングの記録も残っていて、稗田阿礼(ひえだあれ)と言われる人物が主に編纂したと記されている。
そして、その稗田阿礼は、年齢の割に見た目が異常に若かったと書かれているそうだ。
もしかしたら、歳を取らない遺伝子が、日本人に存在するのかもしれない。万が一、その遺伝子が私にあったなら発動して欲しい。切に願う!