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パラグライダーで墜落。そして入院。その4 〜手術とその後の苦しさ〜
墜落してから10日。話は転院して、翌日の手術のための検査を終えて、ご飯を食べて落ち着いた夜の話になります。
ゆっくりし始めた時に看護師からある事を言われました。
「明日の左足の手術のために足のむくみは取っておきたい。なので足を高くして寝て欲しい」とのことでした。
それはつまり、、、移動で犠牲にした腰がめちゃ痛い寝方なんです。
無理ぃぃ!!!
となりましたが、、、手術のためです。拒否するわけにはいきません。。。
看護師さんと相談をしながら寝方をあーでもない、こーでもないと試行錯誤。体を仰向けではなく45度右にむけることで、腰の痛みを緩和。それでいて左踵はクッションを使って高い位置をキープする。たが右足は低く抑えて腰が痛い時には膝を曲げてさらに腰への負担を軽減!で落ち着きました。
でも残念ながら、これで一件落着とはならないのです。。。
理由は腰椎の初期手術後、背中に貼られたフィルムです。このフィルム、元々の持病のアトピーの関係もあってかなり痒い。。。対策として氷枕で冷やしながら寝ることで痒みをごまかす方法を前の病院でやっていたんです。
でも腰にクッションを入れているこの体勢では氷枕で冷やすことは出来なくなります。。一難去ってまた一難とはまさにこのこと。何かを犠牲にして何かを得るというスタンスはしばらく運命づいているようです。案の定、夜は全然眠れませんでした。。。
そして寝不足の中、翌日となりました。この日の手術前の事はもう覚えていません。なので手術についての話に入っていきましょう。今回手術するのは踵と骨盤です。腰椎の手術は別で後日行う予定です。
どの様な手術だっかはレントゲン写真で見せるのがわかりやすいですかね。
まずは左踵です。
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続いて骨盤です。
骨盤の骨の名称についてはこちらをご参照ください。
http://www17.plala.or.jp/fujii_sekkotsuin/medical/medical017.html
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そんなこんなで、骨盤と踵の手術は無事に成功しました。
手術を担当してくれた先生には本当に感謝です。
そして手術後なんですが、、、錯乱状態だったらしいです。あまりの痛さに声を出したり、動いてしまうので、すぐ病室に戻ることができなかったそうです。。。。
自分の記憶としては、病室ではないどこか暗めの部屋にいた覚えがあります。意識もうろうとしながらも、骨盤から固定されて体から突き出ていたUの字の固定金属棒がなくなっていることに気づいた覚えがあります。そのことは嬉しかったです。ただ、、、酷い痛みでした。なんとか耐えようと、ちょっとでもマシになる体勢はないか探していた覚えがあります。でもそんな体勢はなく、どうしょうもない苦しさにただただ、もだえ苦しんでいた気がします。
錯乱状態が落ち着いたところで病室に戻ったらしいのですが、今となってはそのあたりの記憶がありません。スマホに記録していた日記には「骨盤が、足が、、、痛い」とだけ残っていました。他のことをして苦しみを少しでも紛らわそうと、書いたのでしょう。
そんな感じで手術は無事に成功しましたが、痛みとの戦いが暫くは続きましたが、それも日に日に落ち着いてきました。
でも戦わなければいけないのは痛みだけではなかったんです。
この頃から痛み以外の苦しみとの戦いも増えてきました。
苦しみの一つ目は冒頭でも書いた痒みです。
手術が終わったことで保護フィルムは骨盤のところの術創にも貼られました。背中と下腹、痒くなる場所が増えてしまいました。。。
2つ目の苦しみも痒みにつながるものです。
寝たきりが続くのでエコノミー症候群のリスクがあります。その対策としてサージカルストッキングと呼ばれる圧力高めの靴下を履かされています。さらに血圧を測るときの道具のような収縮して圧力が周期的にかかるフットポンプ的な機械をサージカルストッキングの上から付けられています。これも蒸れて痒いんです。。。。
そして3つ目の苦しみが不眠です。
もともと日常的に体は動かす方だったと思います。入院してからは寝たきりとなっています。体を全然動かしていません。それで体が疲れないからなのでしょうか、、、。寝付きがかなり悪くなっていました。
そこに痛みと痒みが追加されて、、、全然眠れなくなりました。。。
こういう辛い時こそ、早く時間が過ぎてほしい。だから眠りたいのに、、、。
思うように眠れないことが入院生活をさらに苦しいものにしていました。
痛い、苦しい話が続いてしまったので、たまにはくすっと笑える、パロディ的なお話もしていきましょう!
次回は病院食についてです。
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