パラグライダーで墜落。そして入院。その27 ～2/3荷重へ〜
墜落して1ヶ月と20日程経った頃のお話です。
前回投稿したように心は大きく乱れていましたが、友達の言葉のお陰で一筋の光が見えて落ち着きはじめていっています。
奇跡を起こした理由、生かされた理由をこれからゆっくり探して行こうと思います。
さて、心がどんな状態であろうとリハビリは毎日3回、必ずあります。私もそこはしっかり気持ちを切り替えて取り組むようにしています。
そんな中、リハビリが新たなステップへ進みました。
左足のかけていい荷重が体重の1/3から2/3へとステップアップです。
つまり、体重の半分以上かけていい事になります。今まではどこかに捕まって手で体重を支えながらでないと立てませんでしたが、もうこれからは普通に立っていいことになります。
リハビリの具体的内容としては2/3荷重がどれくらいかを体に覚えさせる訓練となります。
これが、、、全然上手くできない。。。。
左右別々の体重計に乗って、自分の感覚で重心を真ん中にして立ってみたところ、、、なんと重量バランスが左2、右8くらいになっちゃうんです。。。めっちゃズレてる！！
左右均等で立つには、自分の中で左8、右2位の感覚で立つくらいにしないとならないんです。
人間の習慣とか慣れというの恐ろしいもですね。
たった2週間、左足に体重の1/3以上の荷重がかからないように補いながら生活をしていただけです。
それだけで人間の感覚はこんなにもずれるんですね。。。左足に荷重をかけるのが怖いとすら思ってしまうくらいです。
「この感覚のズレを戻すにはかなりの反復練習が必要だなぁ。。。」というのが率直に思ったことでした。
色々とショックな感じでしたが、2/3になると、リハビリでできる訓練は大幅に広がるみたいです。なのでなんとか感覚のズレを反復練習で修正して、さらにリハビリが加速するように努力していくまでです。
そんな形であらたなステップに入ったリハビリ。実は先日ちょっとした事件がおきました。起こしたのは前の投稿で触れたドS心を内に秘める一番タチの悪い療法士、あのKTさんです。いや、サイコパスKTです。
その日もいつものようなリハビリでした。担当理学療法士KDさんのストレッチとマッサージ、いつものようにめっちゃ痛い。あまりの痛みでどうしても声がでてしまう。。。もうこれは私にとっては平常運転です。
そんなリハビリの痛みに耐えている時にたまたま他の人を施術中のサイコパスKTと目があったんです。
信じられません。
その時、彼は、、、表情を一切変えずに人差し指だけ立てた手を口元に持っていったんです。
そう、俺に向かって「しー！」のポーズをしやがったんです！！
眉一つ動かさずに！！！
なんてやつだ！！！（笑）
こちとら、必死に痛みに耐えてるんだ！！
言うならKDさんに言ってくれ！！（笑）
サイコパスKTのポテンシャルは計り知れないものがあると痛感しました。
2/3荷重解禁日のリハビリ。なんとスケジュールが、、、。
KTさん、KDさん、KDさんと言う布陣だったんです。
わかります？
１）ドSサイコパスKT
２）ドSハードボイルドKD
３）ドSハードボイルドKD（本日2度目）
という最強の布陣ですよ、、、。
地獄の様な１日だったということはご想像頂けるかと思います。
おかげで翌日は朝から超絶筋肉痛でした。。。。
完全復帰のための辛いリハビリは続く。。。。
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