期待値を超えられるのか
あれから少し元気になって、それから少し考えることができたので気持ちをまとめたくてログインしました。
もうここにしか本心が書けない。これはSNS時代の損失です。匿名性なんてあってないようなものだからな、良くも悪くも。
…と、話が逸れる前に本題に。
4月に転職をして、今日を過ごす中で気がついた。
私は、私の人生を放棄しようとしていたようだ。
妊娠・出産を期に、バンドをやめて、
育児を理由に、仕事を変えた。
それが親になった身として当たり前に正しい事と判断したからで、それなりに人生を歩む事が出来た結果として、第2ステージへ突入したのだと何となく理解したためだった。
私の人生のバトンを、いったん子供に託すべきなのだと。
正直、肩の荷が下りたような気さえした。
私はずうっと不安だったんだ。当たりか外れか分からない日々が。自ら望んでそこにいるのか、誰かに求められてここに来たのか、分からなくなってしまったその環境が。全部、手放す理由が出来たんだ。
それが、逃げる口実になっていることには、気付かないふりをした。
−-−−
さてここで問題です。
好きな事に打ち込める時間、
好きな仕事をしていた自信、
全てを手放した時、人はどうなると思いますか?
答えは、
何もかも、他人事になってしまうのです。
−−−−
思えば、初めの頃は、空っぽな感じがしていた。
選択に間違いはないという比較対象を探し回るように、業務を理由に他人の近況や愚痴を聞き、相談に乗る事で、自分自身のバランスを保っていた。
ずっと変わらない場所でずっと変わらない不満を持っているこの人たちよりは、私は前に進んでいるはずだと。
しかし、だんだんと嫌気が差してきて、心が荒んでいった。
他人に物差しを当てて、自分の何を測っているのか。
存在価値もアイデンティティも透明になった自分が、苦悩しつつも日々色を重ねていくこの人たちに何色か与えられるのか。
人の喜怒哀楽に感化されやすいタイプだったこともあって、入社半年を立つ頃には、心身共に疲れてしまっていた。
【 何者かになりたい 】
第2ステージに立っているにも関わらず、学生の頃から抱えていたモラトリアムよろしい感情が再び蘇ってきたのをこの時に感じた。
妻になって、母になって、捨てられたと思ったのに。
何でお前また戻ってくんだよ、タチ悪いな。
てか、その頃には全部手放しちゃってんだよな。
取り返しもつかないし、取り繕いたくもないし。
それに新しい分野の勉強だってしている。
そもそも、両立出来なくて手放した訳で。
外野でいる方が楽だし、無責任でいられるじゃん。
私、みんなの事応援してるね。
……なーんて、開き直る事しか出来ずにいた訳ですが、このところ急展開がありまして。
そこかしこから「もったいない」って言われるんですよね。
これまでの経験が活きる環境にいない事を嘆かれる。
余計なお世話だよ!何も出来ないくせに!と思うこともあったけど、いよいよリアルな依頼が来始めていて、有難い事だなと思いつつ、非常に尻込みしています。
(DTP経験もないのに)教えるからデザイナーになって欲しいとか、(営業だったのに)マーケッターとして発信の場で登壇して欲しいとか、デザイナーズチームに営業として入って欲しいとか(これはまぁ妥当)…。
無理だよ、今更……。
もう他の仕事してんだよ、全くの畑違いに飛び込んでさ。楽しくて誇りを持っていたけど、家庭と両立が出来ない仕事を捨てて。そこに、私が戻る資格ある?覚悟も責任もなくなった私よ?
ま、即決で「やってみます」って返事しちゃったけどさ。
だって嬉しすぎるじゃん、そんなの。
申し訳ないけど何も考えてないよ、大丈夫かな。
ということで、尻切れトンボとなりましたが。
また色々動きそうです。良い報告ができるといいな。
それでは、また。
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