渇いた処がヒリヒリと痛い
歳を重ねるごとにどうしても手に入れたいものがどうしても手に入らなくなってしまう。「若さ」だ。
至極当たり前だけど、「若さ」を手放して生きていくにはまだ何もかもが足りない。足りなさ過ぎて、若さを求めることを辞めてしまうのが怖い。考えただけで、身体が乾いていく感覚さえある。潤った生活、満ち足りた心、いつからそれらは私の人生から溢れ落ちたんだろうか。ずっと追い求めていたはずなのに、気が付けば通り過ぎてしまったようだった。得ていた時には気付かず、失った時に初めて気付く。なんて愚かだろ