前世の記憶
たかさんは、48歳のときに、伊勢神宮を訪れたことがあります。
伊勢の内宮の垂れ幕は、真っ白で紋が入っていました。
内宮の垂れ幕を見て、「ここにきたことがある」と思ったのです。
そのときは、何故そう思うのかは、分かりませんでした。
それから、数年後、病院で出会った看護師の姿を見て、江戸時代の記憶がよみがえるのです。あのときの女房との再会でした。
もちろん、そのことは言うことなく、内に秘めていました。
♪本マガジンでは、たかさんの闘病やリハビリの様子を観察し、兄妹(あにいもうと)の対話の断片を書き綴っています。記事をご覧いただいた感想をコメント頂けると嬉しいです。
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