勝ち負けとは?〜成功したい時ほど執着を手放す〜
こんにちは、あきのくれです。
今日のテーマは
【勝ち負けはなに?】ということで
成功したいときほど執着を手放すという副題でお話をしていきます
一昔前に「勝ち組」「負け組」という言葉がありましたね
私はあまり好きになれない言葉です
今も存在するのかは知りませんが
恐らく、その考え方は未だに生きていて
根底にあるから、色々な問題起きてきております
私というのは、この判断基準に従うと
「負け組」に分類される人間でございます
そういうわけで好きになれないわけではなく
この「勝ち組」「負け組」という言葉は
とてもギスギスして息苦しい気持ちがするから単純に嫌いです
というのも、昨今の日本人は
特に勝ち負けにこだわるところがあります
これはここ数年の出来事というわけではなく
恐らく、始まりは明治維新の頃からです
富国強兵の元、国力を強くしていかなければ
西欧諸国の植民地になってしまうという
非常に緊張感のある時代です
嫌でも、そういった”勝ち負け”という考えの元
強くなっていかなければいけない時代でした
実はこの「勝ち組負け組」という考え方
ちょっと面白いことになっていて不思議なのでお話をします
①勝ち組負け組とは
そもそも、この勝ち組負け組という言葉ですが
最近の言葉ではなく、元は太平洋戦争時代にまで遡ります
当時、在外日本人として、海外に遠征していた日本人は多くいました
例えば、ゲゲゲの鬼太郎の「水木しげる」氏がそうでした
また、ここ最近までジャングルでさまよい続けて
日本が戦争に負けたことを知らずにいた人もいました
勝ち組というのは、日本が配線したことを信じないで
「日本は戦争に買ったんだ」と信じていた在外日本人グループのことをいうそうです(戦勝派というそうです)
(水木しげる氏は違いますよ)
逆に負け組というのは、「敗戦の事実を認識させ、戦勝派を納得させようとした人たち」だそうです
なので、今とは全然違うということになりますね
さて、豆知識はとりあえず置いておきますが
この勝ち組、負け組という言葉を少し分解してみると
現代日本人の面白く不思議な矛盾が見えてきます
ずばり
日本人は「血液型性格診断」などが好きというように
ある「枠」にはまりたがるところがあります
つまり、グループやコミュニティーのようなよく似た集団を作るのが好きで
そういう日本人の気質が「性格診断」などにハマりやすい所以だと言われております
つまり、ある意味では
「勝ち組」や「負け組」といった集団に収まりたがるところがあると言えます
しかし、日本人には別の面もあります
日本人は「曖昧さ」が好きということです
どういうことか?
甘じょっぱいが好きな日本人
砂糖と醤油の入った味が好きな日本人
甘いのとしょっぱいのとどっちもある「曖昧」が好き
これが日本人でございます
もっとわかりやすく言えば
Yes or No
なら、日本人はorを選びます
ハイ、イイエとはっきりいえないのが日本人です
なので、日本人というのは本来
勝ちや負けといった白黒はっきりさせるものを好まず
グレーを好むところがあります
まとめましょう
勝ち組、負け組という考え方は
枠に収まりたい日本人の気質から受け入れられてきた考え方である反面
グレーを好む日本人の気質から反する考え方であるという
妙な矛盾点があります
問題なのは、現在の日本が
勝ち負けというのをはっきりさせようという
ギスギスして息苦しい雰囲気にあるところです
②勝ち組、負け組の考え方はもったいない
さて、言葉の意味をだいたい理解したところで私が今回言いたいこと
それは
【勝ち組、負け組の考え方はもったいない】
ということです
どういうことか?
勝ち組負け組というある種の枠に収まり、そこから出ないということは
それ以上の成長がなくなるということです
勝ちというのはほとんど成功という同じ意味で
負けというのはほとんど失敗と同じと言えるでしょう
成功というのは、多くの失敗の上に成り立ちます
初めてやったことが失敗なく成功した
というのはごくごく稀な人でしょう
失敗することは少なくないはずです
しかし、勝ち組という考え方は
この”失敗”というのを徹底排除するところがあります
だから「失敗した人」をボコボコに叩きのめす
いわゆる「誹謗中傷」というものが起こります
同時に、自分が失敗するんじゃないかと
常に不安を抱えて生きることになります
負け組も同じです
負け組というのは、ある種の諦めです
負けグループでいることが妙な安心感を感じることで
【挑戦】に対して消極的になります
勝ち組も負け組も
出所は違うのですが、結果として
【挑戦】に対して消極的という
非常にもったいない事が起こります
③負けを受け入れる生き方
なので、勝ち負けにこだわらず
挑戦を続け、負けを受け入れる
そして、負けたところから
”なんで負けたのだろう?”と、自問自答を繰り返し
挑戦を続けること
そうすることでより心の強い人間になります
④執着しない
それでは、まとめに入りましょう
今回学びたい大切なことは
【執着しない】というところにたどり着きます
つまり、勝ちという枠、負けという枠
「勝ち組」「負け組」にこだわらないこと
執着しないこと
そういった執着は、要らないトラブルを巻き起こすだけでなく
本人自身の成長をも妨げる可能性があるため
非常にもったいないことです
負け、失敗を経験し
そこから勉強をし、積み重ねていくことが
いずれ成功を生み出します
だから、負けているからといって気に病むことは全くありません
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