”みんなと同じ”に安心する人が持つ、心理的なバイアスとは
たまたま、日本赤十字社のこちらの動画を観ました。
災害時の心理状況や気を付けるべき行動についての動画ですが、それだけでなく、日常生活のあるあるが、心理的なバイアスの影響を受けていることも、分かりやすく描かれています。
最近多くみられるようになった災害にも役立ちますし、日常生活でも気を付けられるといいなと思ったので、シェアします。
動画で上げられている2つのバイアスのうち、私は特に「同調性バイアス」に共感しました。
私には、子どもの頃から、周りに同調するクセがありました。
というか、そうしなければいけないと無意識に感じていたような気がします。
友達が落ち込んでいたり、辛いと相談してくれたら、自分も同じような気持ちにならないといけない。
同じようにすることで、友達も話しやすくなる。
共感せず平気な顔をしていたら、相手に失礼、申し訳ない。
それは、幼い私なりの優しさや、協調性ではあったと思います。
けれど、その根底には日本人が得意とする、"空気を読む"ことを身に着けた結果でもあるかな、と感じています。
それが染みついて、大人になっても”周りと同じであること”に安心している自分を強く感じ、「なぜ私はそういう風に思ってしまうのか」という違和感と、周りにあわせる思考の自分に、嫌気がさしていました。
この動画を観て、自分には「同調性バイアス」の傾向が強いと客観的に分かったことで、先の自分自身に対する違和感がスッキリしたと同時に、自分の中の「同調性バイアス」はもっと緩めていいし、普段から、人の感情に自分を合わせにいくのではなく、自分自身として振舞っていいのだと、感情のブレを整える一つの指針となりました。
試しに自分の「同調性バイアス」を意識した上で、必要以上に人に感情を合わせず、自分としてそのまま接してみると、、、相手も普通で、気を悪くしたりというのも、特にありませんでした。
「あー、これでいいんだな」と、自分自身のブロックがまたひとつ外れ、気持ちがラクになった気がします。