人間の「欲」
本日も私のブログを読んでいただきありがとうございます。
長年占いをやっていると様々なご相談が舞い込んできます。
占いのご相談の定番といえば・・・
「恋愛・結婚」「財運」「人間関係」「仕事関連」という感じでしょうか。
恋愛であれ財運であれ
ご相談の根底には『欲』というものが潜んでいると毎回感じるところです。
つまり『欲』があるからこそ
何とかしたいと思うあまり見えない力に頼りたいという気持ちにもなるのではないのかと。
そもそも人間が「生きる」という時点で「欲」ではないかとさえ思うこともあるんですよね。
占い師になりたての頃
とある所で占いをしていたら
あるご婦人が私に手の平を見せ
「私の老後はどんな感じですか?」と尋ねられました。
(手相を見てほしいということでしょう)
私はご婦人に
「今、おいくつですか?」と訊きました。
彼女は
「82歳です」とお答えに・・・。
私は彼女の手をしっかり握って
「大丈夫ですよ。死ぬまで健康ですよ」と答えました。
彼女は安心したのかどうか・・・
にっこり微笑んで私に「ありがとう」と一言。
人間、死ぬまで「将来」が心配であるということなんでしょうね。
当時30代の私には
どこか異次元の感じで帰られるご婦人を見送りましたが
今、まさにその道を行こうとする自分がいることを実感すると
その「不安」はとても理解できることなんですよね。
できるだけ
ご相談者様の「不安」と思うことを
占いで解決できることをやっていこうと思うところなのですが・・・
ただし・・・
『欲』にまみれ過ぎた人の相談を受けると
その方の将来がそれほど思うような人生にならないだろうなということも
わかってしまうので
身の丈にあった「欲」を抱くことをおススメするんですよね。
身の丈以上の「欲」を抱いた人の最後は
本当に悲しいものなので。
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