人生100年時代を体現した祖父
私にとって最後まで生きていた祖父が亡くなった。
大正12年(1923年)生まれだったので、まさに100年を生き抜いての大往生だった。
●先月まで一人暮らし
年相応の認知症はあったものの、大病もなく、亡くなる直前まで自宅で一人暮らしだった(祖母は10数年前に他界)ので、自分の生きたいように生きられたのではなかろうか。
先月末、転倒して骨折、入院してからは急激に弱っていったので、やはり歩けなくなると人間は末期なのだなあと感じた。
●祖父がしていたこと
祖父のことで印象に残っているのは、
・毎朝、トマト1個を食べていたこと
・経済番組をよく見ていたこと
だった。
トマトは健康に欠かせないと言い、毎朝必ず大サイズ1個を食べていた。祖父の長寿の秘訣はトマトだったのだろうと、私は本気で思っている。
また、祖父は若い頃から株をしており、それなりの資産を持っていたので、旅行もよく行っていたし、老後も全くお金に困る様子はなかった。
もちろん半分以上は趣味のようなもので、今みたいに資産運用で老後資金を作る…という感じではなかったのだろう。
●4時代を生き抜いた人
大正、昭和、平成、令和を駆け抜け、青春時代を戦争で過ごし、戦後の高度成長からバブル崩壊、そして今の日本を見てきた祖父は、最期に何を思って旅立ったのだろうか。
ただご冥福を祈るのみである。
●私は長生きするのか?
私の祖父母は全員80代後半以上で他界した。
みんな長生きしたなあと思うが、私自身はそこまで長くは生きられないと思っている。
(毎年人間ドックに引っかかってますしね)
しかし、それら長生きの祖父母を見てきて思ったことは、ただ長く生きれば良いわけでもないなあということです。
いかにして自分が満足できる人生を送れるか…大事なのはそこかなと思います。