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マイナス金利

マイナス金利とは?

マイナス金利とは、民間の金融機関が中央銀行(日本では日銀)に預けている預金金利をマイナスにすること・金利のマイナス化により、預金者が金利を支払うこととなる。

日銀のマイナス金利政策は、2016年1月に「マイナス金利付き量的・質的金利緩和」として導入された。日銀のマイナス金利政策でマイナス金利が適用されるのは、金融機関が持つ日銀の当座預金のごく一部。

なぜ金利をマイナスに?

マイナス金利政策は民間金融機関が日銀に預けるお金を企業への貸付や投資に回し、デフレからの脱却と景気の浮揚を目指すもの。具体的には、民間金融機関の一定金額以上の当座預金適用金利をマイナス0.1%にし、お金が大量に市場に出回ることで経済が活性化することを期待している。

もともと、2013年1月に日銀は景気を浮揚させるために2%の物価上昇目標を定め、金利緩和政策を実施してきた。しかし2%の物価上昇を達成することはできず、マイナス金利の導入を決めざるを得なくなった。

マイナス金利が続けば金融機関の経営も悪化する

マイナス金利が続けば国際の利回りは低下する。民間金融機関の大きな収益源は国債への投資だが、利回りの低下により収益を上げづらい構図になっている。また中小の金融機関は競争が激しく、企業や個人へ貸し出す金利を引き下げざるを得ない状態、預貸金利ザヤ(貸出金利 - 預金金利)の縮小により、経営が悪化する状況に陥っている。


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