見出し画像

シナリオセンターの課題「男と女」について、自分が書いた脚本を読む。

こんばんは🤓

シナリオセンターというのは表参道にあります、脚本の書き方を学ぶことができる学校です。2年ほど前にそこに通っていたので、当時書いていた課題を読み直してみたいと思います。


シナリオセンターで書く課題というのは全部で12ページです。表紙1ページ、人物表1ページ、本文10ページの合計12ページですね。正しくは、最後のページに作家の情報を記載するところがあり13ページですが、住所とか晒してもしょうがないし、私がアップしているものは最終ページを消した12ページです。

半紙200字で計算すると本文は20ページとなり、称してこれを20枚シナリオペラ20などと呼ばれたりします。シナリオセンターの創始者新井一が編み出した脚本の特訓方法です。早い話がその脚本家が面白い話を書けるかどうかはペラ20ページ書かせりゃ分かる、ということ。

荒唐無稽なお話を書いてきてても、課題に沿ったシーンがあれば問題が無いわけです。作家自身が課題をきちんと理解しているかが大事なんですね。綺麗に終わってる必要もなく、途中から始まっていても良く、終わりの方だけが書かれていてもよかったりするわけです。

目次
・読む
・「男と女」とは
・先生の評価はこんな感じ
・書き直すとしたらこんなとこがポイントかも


読む


「男と女」とは

男と女を意識して、主にセリフで表現してみましょう。
口説きには必ずアイデアが必要です。


先生の評価はこんな感じ

・年上女性への憧れ、18才の高校生らしい後藤の心情が描けてますね。
・やきそばパンを買えない間の悪さ、後藤のキャラがよく出てます。但し、やきそばパンの小道具をもっと活かして下さい。どうなったら(物語とリンクさせて)やきそばパンがゲットできるのか・・・。考えてみましょう。
・不思議キャラの静。色気があり年下の男心はすっかりお見通しの様です。静の目的、狙いがあると面白くなりそうです。
・年の差のある”男と女”がよく描けてます。


書き直すとしたらこんなとこがポイントかも

静の日常が一切書かれてないのがもったいないなーと。この小娘がいかにしてこんな不思議なやつなのかはもう少し書いてもいいはず。課題は「男と女」なので、8ページ駐輪場のシーンとかも無くても良い気がする。

後藤は「購買でやきそばパンが手に入らないとこ」と「本屋」

静は「本屋にたどり着くまでの日常」と「本屋」この

この4シーンをちょちょいっと絡ませるだけでもうまく書けるんじゃないかな。木下のくだりとか、バイト先の店長との絡みとかは僕が調子乗ってしまっている証拠ですね。後藤と静はもっと絡み合っていなければいけませんし、この二人はもっとどういう人なのかが描かれていないとダメなのです。

以上が「男と女」の読み直しでした。

皆さんも是非トライしてみてください!

====================================

Twitter: @akinecool
執筆依頼、映像制作相談などお気軽にDMくださいませ

====================================

よければサポートをお願いします! 工芸高校映画部生徒へのお菓子の差し入れとか、コーラとかに使います。