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恋愛の上書き保存


「あなた過去の恋愛引きずりがちだよね〜。」



ハッとした。ああそうだわ。

とってもそうなのだわ。知ってるつもりなの。


世には、

恋仲関係だった事実があっても
お別れしたら、



「その人は私の人生にいませんでした」と言わんばかりに、きっちり忘れよう。さよならしよう。とする人もいる。


もしかしたらそれがマジョリティの取る、お別れ後の向き合い方なのかもしれない。


私は、過去の恋愛のことをスパッと忘れるスタンスの人がとても羨ましい。


今を、自分の人生を生きていて、

自分を大事にしていて、

潔く、爽やかで、すごい。
と、感心してしまう。

勿論、

人それぞれ、忘れる過程で
辛いことがうんとあると想像した上で。



でも、 

私はそれが上手くできない。 

心のどこかにその恋人自身が、
恋人との思い出が宿っている。


「その時の自分」を作る一部分である元恋人が
とても大事な要素であることに変わり無いからなのか。

なぜなのか理由ははっきりと、わからない。




どんなに辛いことがあろうとも、


かつての「大事な存在」だったことは変わらないらしい。


元恋人のことを、その思い出を、

いつになっても
存在しなかった様には語ることができない。


それが、


もしかしたら長いこと次の恋愛に行ってないからかもしれないと言われることもある。


確かに、


過去の思い出に溺れているかもしれない。
恋愛の綺麗なところだけど切り取って、
錯覚してる可能性だってある。


このように元恋人の思い出を完全に排除せず、
元恋人の存在を心のどこかに置いておく姿勢に、



友達はきっと言葉を選んで、



「やさしすぎるんだよ」と言った。




それってやさしいからなのかしら。
わからないの。


確かに、お付き合いしていたときに
傷つけ合ったり、許せないと思ったこともある。




それでも、

過去の幸せな思い出は否定できない。
と思っているタイプの人間。


私にとって、


大事な友達の恋愛話を聞き盛り上がったり、
友達の恋愛においてより良い関係になるために、
話を聞くことは大事な時間だ。


でも、
いってしまえば、


恋愛だから楽しいんじゃなくて、何の話でも親友の幸せな話は楽しいからかも。と思った。



だから、

恋愛の話で盛り上がれる、盛り上がれないとか
私にはあまり関係がないのだ。


自分の恋愛話が皆無であるため、
自然と聞く専門になるが。


話すとなると自然と、

過去を省みる or 未来に期待する

そんなパターンができておる。 


別に今はしなくていいかもこのトーク。
なんだか、もやり。





次なる恋愛にどうすれば進めるかと言った類の話になる場合、


「あなたも幸せに!」と新たなる恋を強要しようとしている風に感じ、惨めになる自分がいる。


それは、なんかよろしくない。

と、思ったところ。


きっと心から幸せを願ってくれていて、
次の恋愛に進めるよう想ってくれていると思う。


けれど、


今の私にとって恋愛とは壮大すぎる。




不器用な私が、


これからの人生を決める就活をしながら、

復学し大学生に戻る準備をしながら、


いきいき恋愛をしているイメージが、

まだできないんだよね。

今じゃないんだよね。


そして、



私の人生の楽しみは
それ(恋愛)だけじゃない〜!

それ以外に、今はわくわくしている!


という、


恋愛の上書き保存ができない私の呟き深夜3:42執筆を見返し、投稿するのだった。



それなのに、

あ〜寂しいなっていう気持ちも
ちゃんとなるんだよう。


人間だね。






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