iti #1|18日間の創業ストーリー<はじまりのはじまり>
セレブレーションプロデューサーのオア明奈です。
本日5月23日、ニュージーランドと日本をつなぐライフスタイルブランド『iti(イティ)』を立ち上げました。(新しいことをはじめるのに良いとされている新月の日を選んで。)
itiは、ニュージーランドのスローな暮らし、先進的な考え方、穏やかな人間性、人にも地球に優しいアイテム。そんな現地で私たちが心からいいと思ったものを、温度のあるメッセージと共にあなたに届けていくブランドです。
まずは第一弾として今日からインスタグラムでの情報発信をスタート。来月上旬にECサイトをオープンします。
実はこの構想が生まれたのは5月頭。ひょんなことから最高の仲間が見つかり、あれよあれよとたった18日でブランド立ち上げに至りました。
そんな荒削りで、生まれたてのブランド創業ストーリーをせっかくなのでここに書き記しておきたいと思う。
はじまりのはじまり
2020年1月、私は「人生のおやすみ」と称して2ヶ月半の旅に出た。
行き先は、ニュージーランド。
そこでの暮らしは、私にたくさんの経験と余白と穏やかな毎日を与えてくれて、何より何十年と捨てられなかったパラダイムをいとも簡単に捨てさせてくれた。
北島から南島まで、現地で「暮らす」ことを大切にしながらも、主要な場所はほぼ網羅した。(我ながら驚くほどの行動力と適応力だと思う。w)
そして3月25日、ニュージーランドが歴史上初のロックダウンを実施した日にニュージーランドを飛び立ち帰国。
帰国した日から日本も緊急事態宣言により外出自粛。私は帰国後誰とも会うことなく、それでもこの旅で感じたこと、ニュージーランドという国の素晴らしさ、現地で愛用していたエコフレンドリーなアイテムを、noteやインスタを通じて紹介しまくっていた。
そんなことをしているうちに、私の周りには「ニュージーランド行きたい!」という人や、「前からニュージーランド気になってた!もっと知りたい!」という人が増えていった。
ブランド立ち上げの背景
私は、1つだけ心に決めて帰国をした。
それはニュージーランドと日本の二拠点生活をはじめる、ということだった。
特に仕事のあてがあったわけではない。でも私の心は決まっていた。
そして不思議とそれは叶えられる気がしてならなかった。
それくらい私にとってニュージーランドで暮らすことはとても自然で、こうありたいと思う自分とも出会えて、あぁこの国で子供を産んで、育てたい、とも思った。
毎年1ヶ月休みをとって世界を旅しながら働くスタイルを続けて5年。20を越える国を訪れ現地で暮らした私が、この世界的な節目である2020年にニュージーランドを選んだ。それも大きな意味がある気がした。
私がニュージーランドで暮らしたのは、たったの2ヶ月半。だから向こうで長く暮らしている人からしたら情報が断片的かもしれない。まだまだ勉強不足なこともあると思う。
それでもたくさんのことを知って、この国を愛してしまった。
そして知ってしまったからには、私はこの国の素晴らしさを、この国から私たち日本人が学ぶべきことを、私らしく温度のあるメッセージで一人でも多くの人に届けていきたいと思った。
単に「ニュージーランドはこんな国だよ!」「ニュージーランドではこんなアイテムがあるよ!」って情報をシェアするだけじゃなくて、日本にいてもニュージーランドの考え方に触れられて、良いプロダクトを実際に手に取れて、それを日々の暮らしに取り入れて。コロナが落ち着いた頃には多くの人がニュージーランドを訪れてリアルな暮らしを体験する。そこからニュージーランドにもお金が入る。そんな世界の循環に小さくていいから貢献したいという気持ちが湧き上がっていた。
いつかのために頑張るのをやめて、今、心からやりたいことをすぐやる。
それはニュージーランドで手にした、私の新しい生き方だった。
だから小さくていいから、ニュージーランドと日本をつなぐ「何か」をはじめようと決めた。それが4月末の頃だった。
共同創業者トミーとの出会い
彼とは不思議な縁で出会った。
ニュージーランド写真家の富松卓哉(通称トミー)
きっかけは、執筆家の四角大輔さん。
私は四角さんが書いたLOVELY GREEN NEW ZEALAND を片手にニュージーランド2ヶ月旅をした。(おそらくガイドブックで紹介されている場所の大半を抑えたんじゃないかというくらい毎日毎日愛読&活用した)
そしてこのガイドブックの写真を担当し、共同著者であるトミーの存在を知り、インスターをフォローしていた。
そんな彼はニュージーランドの最北端から最南端を4〜6ヶ月かけて歩くテ・アラロアに挑戦中。そんな中、たまたま休憩で立ち寄ったマタカナという街のファーマーズマーケットで共通の知人を通じて知り合うことになった。
その数週間後、お互い長期の旅に出る朝、たまたま朝ごはんを食べようと入ったオークランドのカフェで奇跡の再会を果たす。(もう偶然を通り越して奇跡としか言い様がないタイミングだった。笑)
ニュージーランドと日本、そして地球の未来のために
そんなトミーは、コロナ、ロックダウンの影響で泣く泣くテ・アラロアを途中で断念し帰国。その後もニュージーランドのことを発信し続けていた。
お互いの近況報告をしようよ!とZoomで話した時、「早くニュージーランドに帰りたいねーー」という話を切り口にニュージーランド愛が爆発。
写真家である彼は、自分の写真でニュージーランドを身近に感じてもらえるようなオリジナルアイテムを作ろうと考えていたし、私は上記の通り、ニュージーランドのエコでサステナブルで可愛いアイテムを日本に届けるインポートショップをやりたいと考えていた。
「ねぇ、だったら一緒にやらない?!」
ニュージーランドと日本、そして地球の未来のために自分たちができることからやろう。そんな経緯から、ふたりでニュージーランドから学んだ暮らしと情報を発信していくライフスタイルブランドを立ち上げることを決めた。
それが2020年5月5日。今日から18日前。
私たちの最初のミーティングだった。
#2に続く 。
ライフスタイルブランド「iti」のインスタグラムはこちら。