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全ての気付かざるを得ない人たちへ

誰かの尊厳を奪うことや誰かを侮辱したり差別したりハラスメントにつながることを無邪気に無意識にに言ったりやったりしている人がいて、でもそれを見聞きしている人たちも笑っていて、誰も止めなくて、という場面はよく見聞きする。

伝えた方が良いか、どう伝えるのが良いのか。
でも伝えたら雰囲気壊す。じゃあ伝えない?でもそしたら後悔する。
いつも気づく人がやたら消耗してしまう。

気づかずにすむ世界で生きている人はなかなか気づく機会がない。そういう構造の中で生きてきたから当然そう。
そしてこれからもきっと誰も何も言わなかったら気づかない。
じゃあ自分が伝えるべきなのか?

頑張って伝える。なるべく伝え方を工夫して伝えてみる。
「大事だけど難しいよね」と言われる。
「考えすぎじゃない?」と言われる。
「それは差別じゃなくて区別」と言われる。
「私はべつに気にならないなあ」と言われる。
「じゃあ代替案出して?」と言われる。
「悪気はないから」と言われる。
結果、伝えても施策の優先度は上がらないし、行動変容は起きない。

一人でこんなこと繰り返したらそりゃ無気力になるしだんだん自分の方がおかしいのかな?と麻痺し始める。

そうやってハラスメントや体罰が蔓延する。

だから、生存戦略は、連帯すること。
一人ではなく、まずは問題意識を共有できる人たちとつながる。
自組織にいなかったらネットでつながる。

「なんで自分しか気づかないんだ」「なんで自分だけこんなに伝える工夫をしないといけないんだ」と感じる。そりゃそう。そうやって思っている人全てが、「私もそう思う!」という人に出会えると良いと思う。気づけるって本当にすごいこと。

「気づく」ことで消耗している人、気づかないとサバイブできないような、抑圧されてきた人たち、そして無気力で麻痺せざるを得なかった人たち、連帯したい。
毎日毎日本当におつかれさまです。

たまに愚痴りながら、そしてやすみながら、どうにかサバイブしていきましょう。

追記
来年度のテーマは「気付く必要がこれまでなかった」人がどうやって楽しく気づけるか、を考えて実践してみること。良いアイディア募集中。

誰でもあるテーマには気付きやすいけどあるテーマには気付きづらい。私も。だから、気づいたテーマ以外のことに気づけないことはおそらくこれからもたくさんあるんだろう。指摘してもらいたいし修正したい。

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