野口晃菜
記事一覧
障害のある子どもの保護者の「意思決定」を「自己責任」とする違和感
「障害」に関わる仕事をしているすべての人、そしてすべての対人援助職にぜひ読んでほしい本。
専門家・支援する側と当事者・家族の間にある溝や、生命倫理についてものすごく考えさせられます。
「『親が頑なだから/無知だから、せっかく医学的に正しい選択肢を提示してやってるのに理解しない』と専門性の高みから一方的な判定の眼差しが向けられている限り、そこにある固有の親と固有の医療職との関係性が変わることはな
ことばは救いにも呪いにもなる-「障害のある方について書くときのガイドライン」 意訳とコメント-
アメリカのADA National Networkが作った「障害のある方について書くときのガイドライン」がとても良い。
いつも自分が書くとき気を付けていることが入っててほんそれ!ってなる。どんな言葉や表現を使うか?は本当に大事。
言葉は救いにも呪いにもなる。
簡単に意訳&コメントしたので、メディアで発信する方々、そしてSNSで発信する方々の参考になれば。
Words are powerfu
自分が抱くバイアスに気付くのは辛いし苦しいけどなかったことにはしたくない
「マイノリティであるが故にどうしようもならなかった経験」を持っていないと得られない感覚はおそらくあるんだろうと思う。
ここのポイントは、社会の物差しがどうであろうと、「自分が自分をマイノリティと自覚し、それが理由でどうしようもない、頑張ってもダメだった」という経験を持っていると自分が思うかどうか。世の中や他者がどう思うかはあんまり関係ない。
「マイノリティだけどどうにかなった人」「自分がマイノ
ジェンダーバイアスへの感度があがったらテレビが見れなくなった
ここ一年、特にこの半年くらい、ジェンダーバイアスへの感度がだいぶ高まりました。
その結果、テレビ番組が違和感だらけで全く見れなくなりました。
そしてこれまで自分に投げかけられたり耳にしてきて違和感を持ったけどスルーしていた言葉たちや行動たちを今後はスルーしてはならない、と今強く思っています。というか、「勉強も仕事も良いけど子ども早く産みなよ」と言われたりしたことをこれまでスルーしてきた自分にムカ
「たまたま残念な支援者にあたりました」を無くすための仕組み
まだちゃんと言葉になっていないしまとまってないけれど書いてみる。
最近思っているのは、やはり対人支援職として必要な「資質」はあるということ。支援技術は身に付けることができるけれど、資質はなかなか難しい。例えば、目の前のその人に関心を持ち続けることができること。自分の正解を押し付けるのではなく、その人にとっての正解を模索し続けることそのものを楽しいと思えること。支配的になる自分に気がついた時に絶望