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猪の角煮
今回は猪肉を使った角煮を作りました。去年8月に解体作業を始めた時からずっと角煮を作りたいと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず、5ヶ月を経てようやく作ることができました。というのも、夏の猪は脂がのっていないので角煮には不向なわけです。だからもし冬場に脂ののった猪が獲れたら作ってみようと思っていました。ただ、私たちがやっているのは、食べたい獲物を獲ってくる「狩猟」ではなく、あくまで駆除された害獣の肉処理なので、冬場(すなわち猟期)に人気の高い「脂の乗った猪」は、いわゆる猟師さんたちが奥の山で獲ってしまいますし、周辺で獲れたとしても「駆除害獣の肉」として、我々のところまでは回ってきません。したがって10月以降は猪がパタっと獲れなくなり(届かなくなり)、この数ヶ月は鹿だけをひたすら解体していました。
ところが年末になって、地元猟友会の方から「脂の乗った猪肉」の差し入れがありました。以前(去年、一昨年?)獲れた猪肉の塊を冷凍で分けていただいたわけです。そこでめでたく角煮に挑戦することになりました。(塊の3分の2はスライスしたので、後日鍋料理にしていただきます)
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