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らくがき帳(定期購読マガジン)

身の回りの出来事や思いついたこと、読み終えた本の感想などを書いていきます。毎月最低1回、できれば数回更新します。購読期間中はマガジン内のすべての記事をご覧いただけます。
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#大学

大学院のこと(8) (進学・留学体験談)

大学院でジャーナリズムを専攻したら、どんな日々が待っていたか?その実体験を書き進めていく本シリーズも今回で8回目を迎えた。 2017年に修士課程を修了して以来、できれば忘れてしまいたいと考え、実際にしばらく忘れていた大学院への留学体験。今改めて「何が起きていたのか」を思い出しつつ書いていると、在学中に抱いた違和感やネガティブな感情がよみがえってきて、自分の愚かな判断(安易に進学してしまったこと)への反省と共に軽い自己嫌悪に陥っている。しかし同時に、「書くことで整理し、きちん

大学院のこと(7) (進学・留学体験談)

大学院での実体験を紹介するシリーズ「大学院のこと(1)(2)(3)(4)(5)(6)」の続き。 大学院の先生たちは、ある意味で「タイパ教」または「コスパ教」の信者のような人々であり、極力自分の時間や労力を使わずに「授業をやった」ことにしてサラリーを得ることに長けていた。掛け持ちしている仕事先からテレワークでちょろっと教えてみたり、同じ教材を繰り返し使って時間稼ぎをしてみたり。なんやかやと言い訳をして(嘘までついて)授業にさっぱり来ないくらいならカワイイもので、学期早々に国外

大学は鍋をする場所ではないし、自由を学ぶ場所でもない。(「大学院のこと」番外編)

アカデミアに疑問を投げかけるシリーズ『大学院のこと』の第6話目を書いている最中に、奇妙なニュースを目にした。「大学の授業中に鍋をする学生が現れた」というものである。 事の詳細や背景は正確には分からないが、ネットを読む限りでは、以下のようなことらしい。 誰がどこで鍋をやろうと構わないが、鍋が行われた場所が大学の教室(授業中)であったこと、また許可した教授がSNSでその一件を取り上げて称賛しているということから、『大学院のこと』の番外編として本件について書くことにした。 私