体幹に対する認識 目的や症状に合わせた体幹トレーニング
こんにちは、秋元信博です(^^)
今回のテーマは
『体幹に対する認識』です。
一口に“体幹を鍛える”と言っても
内容は千差万別ですよね。
流行り口調のように
「体幹トレーニング」と称しても
目的や症状に合わせて考えなければ
ただのマニュアルになってしまいます。
そんな“体幹”について
詳しく解説していきますね♪
●“体幹”に対するイメージ
__________
皆さんは“体幹”に対して
どのようなイメージですか??
・腹筋
・背筋
・インナーマッスル etc…
いろんな捉え方があると思いますが
“体幹”という言葉だけでは
言葉足らずな印象を受けます。
というのも
腹筋や背筋などの筋肉は
あくまでも「部位名」なので
そこの筋肉が強いからといって
『=パフォーマンスが高い』とは
限らないからです。
腹筋が強ければ押し負けないのか??
背筋が強ければ安定するのか??
端的な表現ですが
もっといろんな要素が絡みますよね。
僕は患者さんに説明するときに
もっと目的に沿った表現を用います。
代表的なのは
『中心軸を捉える力』という表現。
“軸”という表現は
さまざまなスポーツで使われますが
“軸を強くする”というのは
腹筋や背筋の筋力を鍛えることと
同義なわけではありません。
▼
いかに中心からブレずに
安定したポジションを確保できるか
▲
という感覚を鍛えるイメージで
トレーニングを行うといいですね。
●バランス感覚を養うトレーニング
__________
・バランスボード
・バランスディスク
・バランスボール etc…
なにかと“バランス”という名前が目立つ
ツールが多いように感じますが…
立位でも座位でも
床やイスのように「安定的な土台」より
「不安定な土台」の方が
バランスを保つのは難しいです。
(当たり前ですが😅)
ですが
その体勢の保ち方が
“何を想定した体勢なのか”によって
アプローチ方法や適切なツールは
変える必要があります。
よくあるケースは
“とりあえず乗れるようになる”というもの。
バランスディスクでもバランスボールでも
上手く乗れさえすればOKみたいな捉え方は
意外と多く見聞きします。
でも
目的は(何かしらの問題解決のために)
体幹部を鍛えることであって
その器具に乗ることが目的ではないはずです。
こちらの動画を見ていただくと分かりますが
足の荷重ポイント(位置)を意識しつつ
体幹部への配慮を忘れないようなコツなどを
具体的に記しています。
目的意識を忘れずに臨むことが
体幹トレーニングでは必要ですね♪
●競技別体幹トレーニングを考える
__________
いつもYouTubeやTikTokに投稿する
「競技別体幹トレーニング」ですが…
目的や症状、種目によっても
内容は全く変わってきます。
例えば『プランク』一つとっても
・腹筋側を意識するのか
・背筋側を意識するのか
・手や肘の置き位置
・目線
・足のポジション
・動きをつけるかどうか etc…
やり方はいろいろあるし
いくらでも応用ができます。
でも
“そもそもプランクが適切か??”
ということも考えないと
「体幹トレ=プランク」という
思考になってしまいがちです。
「体幹トレーニング」と検索すると
いろんなやり方が出てきますが
あくまでも“目的”“症状”などの
▼
どんな悩みを解決したいか??
▲
というのが先に来ないと
答えから入ったところで
その答えが問題とマッチするかは
また別ですからね。
ではでは。
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