『赤目』稽古中&余談も。

今、『赤目』の絶賛稽古中。


そんな中でも、Oから、会えないかな？と前に連絡あって、少し気になってたこともあったから、えっと、、、数日前かな？久しぶりにOと会っておはなしした。
話を聴きながら、いろいろなことを巡らせていた。
とにもかくにも、Oが会いたかったし、会えて嬉しかったと言ってたけど、わたしも同じく、会えて嬉しかった。

わたしの都合で、稽古と予定の合間の時間で、もっとお喋りしてたかったなーと思って、そう思えるってことは素敵なことだなと思う。


『赤目』は、初めましての共演者やスタッフさんのが少しだけ多い。
わたしは心地よい現場だなーと感じている。

わたしは、現場によっては、人、環境などで、影響受けて、なんというか・・まんまの自分で居られないこともあった。

今わたしは、ほんとんとこ、どんな人どんな環境、ともかく周りがどうあれ、まんまの自分で居ていいよって自分がゆるせたらいいのではないかと思ってる。
そう思いたいと思うようになってからも、現場によっては、自分をぜんぶゆすることができなかったりすることもあって、苦しくなってしまうこともあった。
だけど、もうそういうのはやだなー卒業しよーよーと自分に思うから、できるだけ、まんま居たいなーと思う。

今の現場は、わたしの感覚では、ベースみんなやさしい。
それは別に、みんながみんな、いい子ちゃんで右向け右みたいなそういう感じではない。

それぞれ個性がある。当たり前やけど。

わたしは、みんなそれぞれに好きなところがある。
頑張ってリスペクト探し、いいとこ探しせずども、自然とみんなそれぞれに、リスペクトや、いいなー好きやなーと思うところがある。

本人が、それに気付いてようが気付いてなかろうが、ともかくわたしは、そう思えることがみんなにある。

座組みんなに、そう思えるってことがわたしは嬉しい。

それは、稽古場に毎日いてくれる演出助手ののゆに対しても思うこと。
ちなみに、のゆは、敬語を意識しないとムリらしく、せりさんもタメ口でいーよ、と言ってて、わたしもむしろタメ口のがいいなーと思う派なので、近頃タメ口なのでいい感じ！

余談。
前にも日記で書いたことある気がするけど、わたしは、日本語の敬語の美しさも思う。
反面、敬語なくてもいーなーと思ってる。

敬語には、様々な意味合い、敬意や含みとかとかもあるから、もちろんそれだけではないのだけれど。
そして、敬語によって表現が拡がることもあることも思うけれど、だけど、わたしにとっては、ステータス(地位だとか年齢だとか)を意味するのは別にいらん。

こんなん書いたとて、敬語はなくならないだろう。
かく言うわたしも、今の文化や社会や人に合わせて使ってるし、今後も使うし。
ただ、思うのは自由だと思う。

演劇っていっても、いろんな演劇作品がある。
今回の『赤目』は、、、ぐぬぬ・・なんと伝えたらいいんだろう・・

対面稽古始まって今日で5日。
いろいろ、みんなでアイデア出し合いながら、対面での稽古時間も少なかったり、全員集合できる時間も限られてたりするもんで、駆け足で進むものの、焦りながらではなく作っている。

戯曲は、おもしろいとわたしは思う。
古い戯曲だと感じるし、最初読んだ時はわかんないことも多かった。今だって探してる。
だけど、今にも繋がるなーと思える。
余白もあって、書かれていないことに想像巡らすことも楽しい。

キーワードは、、、想像。なのかなぁ？？？？
うーん。。。どうだろう。。。
いや、それだけじゃないなー。
葛藤。

うまく伝えられへん。

話変わるけど、わたしの俳優としての傾向を暴露する。
わたしは、自分の時間を短くしようとする傾向がある。
要は、台詞のスピードが速くなりがち、ってこと。
これは、いつだかに気付いて、そうなってしまう理由も自分でわかってた。

そんな自分の傾向に加え、今回は戯曲読んだ時点で、これ絶対2時間におさまんないなと思って、より一層逸る気持ちが増えてしまった。
もったりやることや丁寧にやり過ぎることが目的じゃないけど、役の、テキストのスピードというのか、そういうものも探してる。

ちょっとネタバレすること書くけど、
(知りたくない方は、飛ばして読んでください)


『赤目』では、わたしは何役かやるのだけど、それぞれ役の身体の違いも探してる。
細部にも拡げていきたい。

それぞれの役のこと。

関係性。

空間。

小道具。

切り替わり。

様々なところで、チョイスがいくつもある中のどれ？

なんとなく今ふわっと決まってるよなことも、わたしはまだなにかありそな気がするところ。

探したいこといっぱい。

明日の初荒通し(になるだろう)は、探しつつ、その場を楽しんで挑もう。