グループ写真展「50展」後日談
おはようございます、こんにちは、こんばんは。あきらんです。
少し前のお話とはなりますが、グループ写真展を行いましたので、そのことについてお話をしたいと思います。
今回、出展したのは、
の3人です。
開催前に、GENICさんにも取り上げて頂きました。いつもありがとうございます。
また、開催場所を提供してくださったのはHuBaseさんです。こちらのオーナーの村田さんには、いつもお世話になっています。ありがとうございます。
当日2日間は、常にお客様がいる状態で、大変多くの方にお越し頂き、嬉しい感想をたくさん頂きました。本当にありがとうございました。
とはいっても、お越し頂けなかった方もいると思いますので、ここでは、私の展示作品について、解説を行いたいと考えています。
当日、お越し頂いた方から頂いた質問なども織り交ぜつつ、ご紹介できればと思います。
テーマについて
今回の写真展では、「50mmレンズ」を使って表現した「私の色」をテーマにしています。
50mmレンズというと一般的に標準画角と言われている、人の目の距離感に近い画角ですね。ちなみに私は35mm派なので、正直に言うと、苦手です。
色については、私を表す色を探してみましたが、見つかりませんでした。強いて言えば黒だけど、全てモノクロで展示するわけにもいかず…。結局、自分が好きな色を表現することで落ち着きました。
展示作品について
展示した作品は合計7点(2日目は少し寂しかったので2点増やしましたが、それは一旦省きます)です。
サイズは、A3ノビが2枚、2Lが5枚となります。
A3ノビ
まずはA3ノビのメインビジュアルからご説明します。並び方はこんな感じです。
一枚一枚、解説していきます。
一点目
まず、この虫のような植物の写真です。
画面で見ると全く分からないのですが、この写真はピクトリコの「シャイニーゴールド」という紙を使っています。
なぜそんな紙を使ったのか?
それは、この植物そのものを光らせるためです。画面上の色以外にも、光の反射をうまく使えば、とても面白い表現が出来ます。
実際に来て頂いた方には、余白を持つA4のシャイニーゴールドに印刷したものをお見せしましたが、光を当てると、紙自体がゴールドに輝くのです。
今回のテーマが「色」ということで、私は、画面では表現できない色である「金色」を、プリントすることで表現してみました。
二点目
次に2点目のA3ノビです。
こちらも、同じくピクトリコの「シャイニーゴールド」を使っています。ですが、先ほどの植物とは異なり、こちらは金網が光ります。
撮影した場所は、どちらも横浜にある高架下なのですが、光り方の面白さを感じて頂きたく、この写真を採用しました。
赤い実の質感も、とても気に入っています。
2L
2Lは下記のように配置しました。
この配置にも意味を持たせています。
先ほど見て頂いたA3ノビの2枚目の金網の写真と対になるように、中央の写真を選定しました。
その中央の写真から、四隅の色に似た色を使った写真を並べました。
それでは、こちらも一枚一枚ご説明します。
三点目
この写真は、東京国際フォーラムで撮影したお気に入りの写真です。右下は、手すりのリフレクションを使っています。写真に奥行きを生み出し、より鮮やかさを引き立てることが出来ました。
こちらは、ピクトリコの「パールラベル」という紙を使いました。光にあてると、「銀色」に輝きます。モノクロが凄く映える紙ですね。
四点目
四点目から七点目は、ピクトリコの「スムーズフォトペーパー」で印刷しました。これまでの写真とメリハリをつけるためです。
繰り返しになりますが、先ほどの三点目の写真の四隅の色合いに合う形で写真を選定しています。
こちらは飛行機から撮った雲海です。
五点目
次に、こちらも飛行機から撮った富士山です。窓側の席に息子が座っていた為、身を乗り出して撮影したのが功を奏しました。
飛行機の窓枠を入れるか入れないかを結構悩みましたが、飛行機そのものが写ってしまっているので、窓枠も入れることにしました。
六点目
六点目は夕暮れです。
五点目の写真とリンクするように富士山を真ん中に入れています。
七点目
最後は、古びた小屋と川の写真です。
海ですか?と多くの方に聞かれましたが、多摩川です。
切り取り方によっては、いろんな表現が出来るんだなと思い知らされた写真ですね。
さいごに
今回のテーマである「50mmレンズ」と「私の色」。
とても難しいと思い続ける中で、私なりの表現が出来たと思っており、非常に満足しています。
ちなみに、今回の写真はすべてSIGMAのfp Lと、Leicaのズミクロン2nd 50mmを使用して撮影しています。今はもう手元にありません(笑)
普段からスナップを撮っているからか、50mmといえど、やはり35mmで撮る時と同じ距離感になるように調整して撮ってしまうんだなぁと身をもって学びました。
今回の学びを胸に、また写真展をやりたいと思いますので、是非、その際にはよろしくお願いします。
それでは、またお会いしましょう。