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\令和6年第2回定例会一般質問!/

 6月定例会が終わってから、委員会や中学生母さんとしてのあれこれが続いており、怒涛の日々でした。6月定例会の一般質問を振り返りたいと思います。当日の質疑のやりとりについては、うきは市議会Youtubeをご覧下さい。

1. 今後の中学校の管理運営体制及び予算措置につい て

3月定例会・一般質問で取り上げた「浮羽中誤評定問題」を契機とした今後の中学校の管理運営体制および予算措置に関連し、学校だけでなく教育委員会としての改善策や現在の状況についてはどうなっているのか?


 この質問は「問題が矮小化されてしまうことの懸念」から行った質問です。3月定例会の一般質問でもお伝えしたことなのですが、複数の教職員の方が、複数の生徒に対し、違う時期にあっても誤評定をしていることから、「単なる入力ミス」ではないと認識しています。しかしながら、答弁で教育長が「入力ミス」を最たる原因とされているところに危機感を感じています。
 教職員の方のヒューマンエラーが見過ごされてしまったことが問題であることは確かにその通りなのですが、それよりも「学校、そして学校教育課、教育委員会までを含め、組織として、その行為が長年に渡り容認されていたこと・防ぐための措置が取られていなかったこと」が大きな課題であると認識しています。
 請願書を出された保護者の方が指摘されているとおり、実は該当年次だけではなく、長年に渡り両中学校で実施されてきた評定の在り方をしっかりと検証し、今後、同様の問題が生じないような体制作りをすることが重要ではないか・・・と感じています。


2. 旧浮羽東高校跡地のルリーロ福岡への無償貸与および浮羽ボーイズとの今後の活動場所に関する協議について

  • 令和6年3月定例会議案だった「旧浮羽東高校跡地のルリーロ福岡に対する無償貸与」について議会として採択はしたものの附帯決議をして3つの事項を強く求めた。現在の取組状況は?

  • 旧浮羽東高校跡地を土日の活動拠点としていた浮羽ボーイズの活動場所について移転先等はどうなっているのか?

  • 今後、市の公共施設の統廃合や取壊し等で同様の課題が出てくると思われる。課をまたぐ「横断的な体制作り」の契機となったのか見解は?


 この質問は、市民の皆さんからお問合せを多くいただき、関心が強い事業として皆さんにわかる形でご回答をいただくのが望ましいだろうと考え、質問として取り上げました。

 ルリーロ福岡への無償貸与については議会は採択に対して以下の3つの附帯決議をつけていました。その内容は・・・
①市がルリーロ福岡の掲げる「世界に羽ばたく子ども育成と3世代移住を実現するうきはガーデンパーク構想(仮)」の具現化へ向け連携し取り組むこと ②市及びルリーロ福岡は、駐車場問題、光・騒音等の問題、渋滞対策など周辺環境への影響に十分留意して進めること ③市としての整備計画や財政支出計画について示し、その事業進捗状況について随時報告すること 
というものでした。
 現在「週1回の定例ミーティング」という形で関わっており、関係者との協議を続けていることが市長答弁されました。そして浮羽ボーイズの土日の活動拠点としては、スポーツアイランド野球場に大会等の利用が確保された旨答弁されました。浮羽体育センターについては無理だという結論になっており、その他の場所について今後も引き続き協議を続けることとなっています。

 特に重視したいのは3つ目の質問である「今後、同様の課題が出てきた場合にむけ課をまたぐ横断的な体制作りとなったのか」という点です。今後、公共施設の老朽化に伴って施設の統廃合を検討していく場合、所管が複数にまたがるケースにおいては協議をしながら対応するという答弁を得ました。
私からは、同様のケースが生じた場合には「市民の皆さんを置いてきぼりにしない、協議の場を作り丁寧に話を進めて欲しい」という要望をお伝えしました。

3.市営西隈上団地等整備事業、脱炭素先行地域選定事業 について

ごみ処理施設問題、上水道問題、工業用地造成事業などに注目が集まっているが、他にも大きな課題はいくつもある。令和6年度予算に計上されて、今後、複数年度にわたる大きな事業である「市営西隈上団地」の整備事業と、「脱炭素先行地域の取組」について、進捗状況はどうなっているのか?


 この2つの事業に関する質問は、それぞれの予算額や規模感からすると、当然市民の皆さんに認知しておいていただきたい事業なのですが、ほとんどの市民の方々がご存じないということで、取り上げました。

市営西隈上団地等整備事業 
脱炭素先行地域事業(うきは市の提案書)

うきは市の提案書中の概略図

 まず、西隈上団地等整備事業は、市営団地として初めての「PFI事業」導入事業であること、また「脱炭素型先進モデル住宅地」となる整備を目指すこと、かなりの大規模事業であることから、地元企業ではない事業者が採択する可能性も出てくると思われます。
 従って、地域住民へのヒアリングの対象は、防災面から見て影響の大きいエリアの方々へ拡充して行って欲しい旨要望しました。と言うのも、この西隈上団地周辺は敷地内に水路がはしっていることもあって過去の豪雨災害で浸水被害が出ており、団地部分を現状よりも高くするなどした場合、おそらくは周辺民家等への影響が多分にあると想定したからです。ご高齢者単身あるいはご夫婦でお住いの方などもおられるかと思います。水深20~30センチでも扉の開閉が困難になる、あるいは車を動かせなくなる、小さなお子さんがいるご家庭は更に心配が増える事もあるでしょう。
地元の声=自治協幹部の声ではなく、「ここに多様な暮らす方々の声」だと思いますので、民間事業者と契約を取り交わす前に、是非、こうした地域の「心配のタネ」をきいて頂きたいと思っています。

 次に脱炭素先行地域事業については、概略は承知をしていますが、6月の時点では所管である総務産業常任委員会に対しても詳細なレクが行われていないこと、市の所有地である残土造成地(妹川自治協エリア)での太陽光発電設置等もあり、また太陽光発電については市民の皆さんの意見も様々であることから、全員協議会あるいは総務産業常任委員会なりでレクをし、また市民の皆さんへの情報開示にも努めて頂きたいことをお伝えしました。

 いずれの事業も、地元自治協の幹部、つまり近隣住民の皆さんの一部へのみのお知らせにとどまっていること、再エネについては市民の方々の中にも多様な意見があること、そして何がしか発生した際(今年に入って北海道や鹿児島でメガソーラー火災や消防士の方の負傷等も報道されています)の影響等から鑑みて、極力早い段階で情報をお伝え頂きたいことを要望しました。

 さて、6月議会を区切りとし、この7月で3期12年に渡り市政のかじ取りを担ってこられた高木典雄市長がご勇退されます。在任期間中、うきは市は幾度にも渡る自然災害に見舞われました。その中での市政運営のかじ取りは私たちが想像もつかないような様々なご苦労があったと思います。本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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