はて?全員協議会とは?
(1)知らなかったよ、「全員協議会」。
皆さんはこの全員協議会という会、ご存じでしたか?
私、行政関係の仕事をするまで知りませんでした。議会には「本会議」「全員協議会」「議会運営委員会」「常任委員会」(←各自治体によって名前や数は異なる)「特別委員会」(←こちらも同じく、各自治体による)などがあって、市民の方はそれを傍聴することができます。
https://www.city.ukiha.fukuoka.jp/gikai/list00605.html
きのう、新人議員としてはじめての全員協議会に出席しました。市政の大事な問題について検討するために「議員全員が集まって開かれる会議」なのですけれど、議案などの審議や議決は行いません。執行部からの説明を受けたり、こちらからは質問したり、意見を述べたりします。この協議会を経ることで、「本会議の時点で議員側はある程度要点がつかめている状態&執行部側はこの項目で重点的に説明が必要だろうという状態で臨む」という流れになると感じました。
※なお、うきは市のホームページでは、現在のところ「全員協議会」については記載がありません。他の自治体を調べてみましたが、同様の自治体が多い一方で、かなり詳細なリポートが掲載されている自治体もありました。
(2)今回の全員協議会では・・・
今回は、既に走り始めている事業(4月採用の地域おこし協力隊の皆さんの紹介・うきはラグビータウンプロジェクトについて・中町駐車場整備について)の報告、それと6月議会で予定されている下水道事業の会計補正予算、新型コロナワクチン接種状況、千草保育園井戸・さく井工事、民間事業者提案制度、電力価格高騰に伴う電気代の補正について・・・これらが執行部から説明されました。
議員との質疑応答時間も設けられましたが、時間的にある程度シェイプされたものだったので、6月の本会議の際に質問したい事柄がいくつかありました。
①ラグビータウンプロジェクトへの関わりで市として目指す方向・着地点がどこなのか・・・うきはでラグビーを頑張っている子どもたちにとって、トップチームで活躍していた選手たちが身近になったことはとても良い経験になると思う一方で、彼らと私たち住民の関わり方、そして行政として目指したいと考えている着地点がどこなのか今一つ理解出来ませんでした。行政が関わっているという事は、ある一定の方向性で目指す着地点があるのだろうと思いますので、そこをしっかりとうかがいたいところです。
②新型コロナ対策でいうと「WITHコロナ時代の子育て」についてです。
もう3年目になるのですが、夏の猛暑に向けて乳幼児・園児・児童・学生のマスク着用、そして着衣のあり方について、所管課としてどう認識しているのかうかがいたいと思っていました。教育委員会・学校教育課の職員の方が今回は出席していなかったので、また改めて質問をさせてもらおうと思っています。
なお、他にも、6月に2つの特別委員会の設置についての提案、新人向けの議員研修計画等が議題になっていました。
(3)市民の皆さんにお伝え出来るモノ・方法があるかも
今のところ、うきは市議会の会議録については本会議分のみHP掲載、そしてYoutubeでのライブ配信も本会議分のみとなっているので、全員協議会については市民の皆さんが把握出来る形ではありません。とは言え、議会傍聴は可能です。今回も、数名の方が議会傍聴に来ていらっしゃいました。
これから先、もっと若い方たちや、女性が政治に対して関心を持ってもらうためには「今よりも更に開かれた議会」「わかりやすい議会」になるのが良いなぁと思っています。何といっても「18歳」の新成人の皆さんがわかるようなものでなければ。ついこの間まで普通の一市民だったからこそわかる「議会と市民の遠さ」を、少しでも埋めることが出来たらなぁと思います。ゆるゆると、頑張ります。
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