マガジンのカバー画像

【コラム】腹黒い11人の女Spin-outコラム

42
わたしの二作目の長編小説『腹黒い11人の女』のスピンアウトコラムです。以前、連載していたWebマガジンがなくなったので、noteに再掲載しました。主人公・ちえりの独り言、ちえりの…
運営しているクリエイター

#キャバクラ

【Vol.1】腹黒い11人の女に勤めるひとりの女:ちえり

 渋谷駅、井の頭線口から出て、向かう方向は公園通りでもセンター街でもなく、無料風俗案内所…

三谷 晶子
2年前
11

【Vol.2】養うしかない男か、養われるしかない男としか付き合ったことのなかった女:…

 男と食事に行った時に、女は金をどれくらい払うべきか。もはや、明治時代あたりから議論され…

三谷 晶子
2年前
4

【Vol.6】どうしてもDV男が好きな女:絵梨

 DV=ドメスティックヴァイオレンスという言葉が生まれて随分経つ。その被害者は増える一方だ…

三谷 晶子
2年前
7

【Vol.7】「職業はデート」と言い、5股をかけている女:莉奈

 二股をかけたことがある人間は30%以上という統計が出ているそうだ。携帯を駆使し、時にはパ…

三谷 晶子
2年前
3

【Vol.8】可愛いけれど可愛くない残念な女:麗華

 世間ではキャバクラ嬢は男扱いに長けていて、いつでもモテていると思われがちだが、必ずしも…

三谷 晶子
2年前
4

【Vol.15】オスライオンのような繁殖系の男:渋井

 草食系・肉食系という言葉が生まれて随分経つが、その言葉の意味を理解している人間は少ない…

三谷 晶子
2年前
4

【Vol.16】誠実でまっとうな眩し過ぎる男:今野

 モテる女の定義はWeb上でも雑誌でも溢れかえっているが、モテる男の定義を見かけることは実はそうない。だが、確実にモテる男というのは存在している。   ちえりは、今、まさにそのモテる男、今野の話を地元の居酒屋で聞いている。 One night's story:今野  今野は、わたしの高校時代の後輩でまだ21歳だ。八百屋の息子で、現在は祖父と父親と一緒に家業を手伝っている。   今野のモテ方は、昔から尋常じゃなかった。  「下駄箱にはラブレターがぱんぱんに詰まってて、

【Vol.17】「俺はこれだけしてあげたのに」と言う男:中山

  女が男に言われて一番嫌な台詞は一体なんだろうか。  「ブス」「デブ」「ババア」などの…

三谷 晶子
2年前
8

【Vol.18】「女はいいよな」という男:北村

 女は得だ、女はいいよな。そんな風に言う男は昔からいる。結局、男の方が得なのか、女の方が…

三谷 晶子
2年前
15