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堆肥をもらいに

義務的自宅待機でどこにも遊びに行けないし、フェリアにおにぎりを売りにも行けないので、畑でもやるしかない。

今年初めて植えてみた高菜。ナメクジにやられないように、毎晩ナメクジ狩りをするのが日課。彼らはアブラナ科の野菜が大好きらしく、以前、白菜にも挑戦したが、ナメクジにやられ過ぎて諦めた経緯がある。

体力をありあましたチュースが畑を拡張したので、そこに撒く堆肥をもらいに行った。車で10分くらい登ると、昔から農家をしているファミリーの家が点々としだす。今日はファンさんのお宅へ行ってきた。

鶏が30羽、アヒルたちに羊たち。なんとものどかな風景で、高台にあって見晴らしも抜群。
ファンさんは、ここで生まれて、おそらくここで死ぬだろう、という地元民。80ヘクタールの土地を持っていて、30年くらい前に周囲の人たちが土地を売って街に移住し始めた時も、自分は売らないと決めて、ここに居続けている。

それから、パブロくんの家に初めて寄った。

彼はまだ20代だけど、いろんな動物を飼っている。アルパカや、山羊、馬、牛、鶏、鴨、孔雀など。家も手作りでまだ建築中だけど、とても素敵だった。
志の高い若者が近くにいるのは嬉しいことだ。もっと交流を深めたら面白いなあ。

ちょっと奥に行くと、全然違う景色が現れる。家にずっといると、なんだか世界は狭く思えるけど、心が縮こまらないうちに外に出るに限るなあ。
それでも、私たちは恵まれている。畑もあるし、マルセロの家やクリスティンたちの家に行ける。街に住んでいる人たち、特に小さいアパートに住んでいる人たちは本当に大変だなあと思う。早く義務的自宅待機がおわりますように。

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