パンを作ると癒される??
今年の前半、ロックダウンが行われた時に、多くの方々がパン作りを始めて、世界中のスーパーから強力粉がなくなった、イーストがなくなった。というニュースがほうぼうで流されましたね。
昔から、パン教室に通う方々が、よく、「ふわふわパン生地の感触に癒されるー」「パンが可愛い💕」などと、口々に言われていて、『幸せのパン』という大泉洋さんと原田知世さんの映画が上映された頃には、「パン作りって癒されそうだからきました!」という方々もいらしゃいました。
パン屋として…時間に追われて、何百というパンを焼いている身としては、「無心」になることはあっても、「癒される」ってかんじゃないよねー。と内心思っていましたが、発酵する酵母や種をよしよし、頑張れーなどと、あったかいところがいいかな?などと、育てる感じはいいよなーと思っておりました。
東日本大震災後に、ポリパンで、何十回以上支援に通った経験の中で、多くの方々が、みるみる間に笑顔になり、口々に「癒される」「再生した」と、前向きになっていく姿をみて、不思議に思い、今「ポリパンの幸せ(well-being)を高める効果」の研究しています。
なかなかパン作りの脳科学的・心理的効果についての研究は少ないのですが、わかってきたことがいくつかあります。 そのうちの一つに、愛情ホルモンの「オキシトシン」が出ている可能性が高いということです。
ふわふわしたものに触るとオキシトシンが出るということはわかっていて、「赤ちゃんのほっぺみたい」と言われる発酵した生地を触って、成形したりすると、オキシトシンがいっぱい出ているのではないかと思われます!
そう考えると、ロックダウン中に、食料確保という意味合いだけではないく、パン作りが流行った意味がわかりますね。
ぜひそんな「幸福体験」をしてみませんか?
本日、オンラインで体験できます!
世田谷パン大学『笑顔の魔法 オンラインポリパン!』
一緒にシャカシャカして楽しもう! ポリ袋とフライパンだけでパンを焼きます。
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