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「記号接地」を増やしていきたい

少し前から自分って実は「情報を入手する」ことが好きなんだ
ということに薄々気づき始めていたのですが、
インプットのみで終わっていることが大半だったのですが、
今はそれを少しずつアウトプットしていきたいと思うようになりました。

アウトプットとして自分の言葉で表現をしていくって
今までは恐い気持ちもありました。
この事柄に関してもっと知っている人は世の中にたくさんいる、とか、
間違ったことを指摘されるかな、とか、

他人が自分の思考に入ってきたときに怖くなって一歩を踏み出せない自分がいたんだろうなぁと思います。

でも、アウトプットをすることが自分のためになるって思ったら
やりたい気持ちが膨れ始めました。

今回、初回はこちら。《ゆる言語学ラジオ》から。
YouTubeでもSpotifyでも聴けます。

記号接地:自分の体験、経験に概念が結びつくこと。

今までを振り返ると、実は「まっさらな状態で概念を学ぶ」という作業は好きではありませんでした。
学生時代は特に、勉強しなきゃいけないからやる、という姿勢でした。

だけど、聞いた概念が自分の経験と重なるとその瞬間に脳にも入るし面白くなる、というのは体感していました。

大人になって始めた学びは面白いです。
子育てに関しても、日本語を教えることに関しても、
自分が現在やっていることで「よりよくしたい」という気持ちがあるから、学びたい欲が出てきます。


レアケースですが、私がおしえている日本語学習者で、
漢字が大好きな人がいます。毎日10個ずつ漢字を勉強して、
2200文字の意味と形を独学で220日でマスターしようとしています。

グループレッスンの中で漢字に関して私が彼に教えてあげられるのは、
漢字の読み方と使われ方。
そこで一つ一つ合致していくのが「面白い」と彼は言います。
これがまさに記号接地。

社会人が大半の私の日本語レッスン。
学習者全員にできるだけ多くの「記号接地」機会を作れるよう、これからの授業内容も工夫していきたいと心に強く思いました。

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