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【文学フリマ大阪12】 初めてのZINE『今日もできることから』を持って、ブースNo.「す-33・京都くらしの編集室」で出店します! 

今週末の9月8日、大阪・天満橋で開催される「文学フリマ大阪12」に、「京都くらしの編集室」のメンバーとして参加します。
初めて作ったZINE『今日もできることから』を持っていきます。

「京都くらしの編集室」 すー33
出展者:江角悠子さん 
https://note.com/ezu1030/
    北 裕美さん
https://www.instagram.com/yumikita_pen/
    石田明子(わたくし)

文学フリマ大阪12
2024年9月8日(日)12時〜17時
OMMビル2階 A・B・Cホール(天満橋駅直通)
https://bunfree.net/event/osaka12/

仕事と育児の両立を早々に諦めて、専業主婦をしていた時に起こったあれこれを1冊にまとめた本です。
「子育てもできることから」「日々の暮らしもできることから」の2本立てにしました。

・子の当園拒否がピークだった頃、19センチずつ幼稚園に向かって進んだ話
・まだ40代なのに、おばあちゃんと疑われた話
・キッチンで新聞を読むと読後感が最高という話
などなどを書いています!

冒頭の「はじめに」が難しかった。
何を書いたら良いのか迷い、なのに、書き出したら収拾がつかないほどに饒舌になる。うーん、整理できていないなと思いながら、3本くらい書いて、「まだ決めきらない」まま寝かしておいて、けっきょく入稿日の朝まで放っておいて、あわてて全く違うテイストで一気呵成に書き上げた。

 「毎日、〝できなかったこと〟じゃなくて、〝できたこと〟を数えるといいよ」
 人生の先輩からもらったこの言葉に、私はずいぶんと背中を押された。
 『今日もできることから』というタイトルは、この言葉と、私の心情をミックスしたものだ。
 
 私はつい先日50歳になったばかりで、つい数年前までほぼ専業主婦だった。子育てが一段落したら社会との接点がほしくなり、ボランティア活動を始めた。ライターが集まるオンラインサロンに入会したら、「こうなりたい!」が見えてきた。ここ最近は、ボランティア活動と〝なりたい自分〟に近づくための勉強や挑戦に、毎日あくせくしている。
 そんな中、ついつい〝できなかったこと〟をカウントして、勝手に落ち込
んでイライラしがちだったが、できたことを数えるようにしたら、生活に光と色彩があふれ出した。どんなに小さなことでも〝今日できたこと〟と自分
が認めるだけで、気持ちが穏やかになり毎日がうんと充実してきたのだ。
 以来、私はこの言葉を座右に置いている。
 
 この本は、「今日もできることから」をちまちま積み重ねた末に、ようや
く出来上がった。子育てや暮らしについて、私が大切にしたいと思うことを
書き連ね、ひっそりとこだわりも忍び込ませた(表紙と見返しに使用したフードロスペーパーがそれだ)。商業用ではなく、プライベートな本を作ったの
は今回が初めてで、ひとりよがりな向きもあるが、ひとつでもあなたの心に
引っかかるエピソードがあったらとても嬉しい。
  
 「今日もできることから」は魔法の言葉だと思う。一日の始まりに心の中
でつぶやくと、心も足取りも軽くなる。騙されたと思って、あなたもどうぞ。 
 
キッチンのかたすみ編集部 石田明子

『今日もできることから』はじめに

『今日もできることから』
 B6版、全76ページ、1,000円
表紙と見返しにフードロスペーパーを使いました。表紙は廃棄米を使ったkome-kami、見返しは茶殻を使った「茶紙」です。


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