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【50歳のつぶやき】今日は「おばちゃんDAY」人生の大先輩〜おばちゃん達から学ぶ
毎月第二木曜日は、なんというか「おばちゃんDAY」である。
・午前中は、子どもたちが通う小学校での「園芸活動」。
・午後からは、とある機関紙作りのメンバーとの「ZOOM会議」。
いや、全くもって失礼なネーミング、わたくしだって立派な「五十にして天命を知る」域に達している立派な「おばちゃん」のくせに、なのですが、どちらの集まりも私よりうんと年上なお姉様方との会合であり、その両者が1日に詰まっている第二木曜日はなかなかエキサイティングだなと思うわけです。
80歳のおばあちゃんを筆頭に、 70代、60代が集う「園芸」活動
小学校の園芸活動(ボランティア)は、現役の保護者が5人(増員しました!)と、タイトルのおばちゃん達で行っている。私は参加するようになって2年ほど経っただろうか。一緒に活動をしていて、心に残った言葉がある。
「子ども達を、きれいに草花が並ぶ正門で迎えてあげたい」
「ありがとう」という感謝の気持ちがたちまち溢れ出した。そんな風に考えてくださっているなんて、思ってもいなかったからだ。思ってもいなかった、ということは、そういう「利他」の心を私は持ち合わせていなかったということ。己の身勝手な性格を知る機会にもなる言葉だった。
おばちゃん達の活動の理念は、「人を喜ばせる」ことにあると感じる。
「草ぼうぼうの正門周りじゃ恥ずかしい」と、炎天下で真夏の雑草たちと格闘する。(60代〜80代のおばあちゃんが)
「卒業式と入学式には、チューリップいっぱいの花壇でお祝いしてあげたい」と真冬の花壇を整備し、球根を植え付ける。(60代〜80代のおばあちゃんが)
「さつまいも掘り体験では、たくさんのお芋が掘れますように」と、初夏から秋にかけて小まめに畑の手入れをする。(60代〜80代のおばあちゃんが)
園芸活動は正直言って肉体的にしんどい作業が多い。高齢者には尚更のことだろう。だけどそこも不思議と笑いに変えて、「わっはっは」としんどさをネタにしたりするから、すごいなと思う。
「しんどい、だるい、アタシャもうダメ」と言いつつ、「喜んで欲しいから」という思いで活動しているおばちゃん達に、私は感謝と尊敬の念をずっと抱いている。
60代・50代が活躍中。 「環境・食生活・暮らし」にまつわる機関紙作り
機関紙作りの皆さんと会議をするときは、本当によく笑い合う。今日はzoomで画面越しだったが、月に一度は会議室を予約してそこで顔を合わせる。
そのどちらでも真剣に紙面について話し合い、時にはヒートアップして収集がつかなくなることもたまにある。だけど、常にどこかに笑いが挟み込まれるし、話が大きく脱線することもしょっちゅう。
「ああ、今日もよく笑ったな」と、会議のたびに元気をもらう。
機関紙の内容は、環境問題や食生活、暮らしにまつわるもの。子育てを経て、多くを学ばれてきた人生の大先輩の「環境問題、食生活の知識」にはいつも圧倒される。
より良い暮らしのために、家庭を守る「お母さん」達がいかに闘ってきたか、いかに学んできたか。私は先輩お母さん達から、多くのことを学ばせてもらっている。
ただの「集まり」から「心のよりどころ」へ
どちらの活動も、参加して2〜3年が経とうとしている。その間はもちろん楽しいことだけではなく、メンバーの中には人生最大の悲しみに直面した人もいた。
お連れ合いの病気で悲しみに暮れる方、お連れ合いを亡くされた方、大病をされた方ーー。
そんな時は、みなさん声を掛け合い、時には一緒に涙を流していた。
もはやこの集まりは、単なる会合ではなく、ある意味「心のよりどころ」「大切な居場所」なのだなと思う。私はまだまだ新参者だが、会って元気がもらえるということは、すでに心のどこかで「寄り添いたい」と感じているのだろうと思う。
今日のおばちゃんDAYも、いっぱい元気をもらった。女性の大先輩から学ぶことは、まだまだたくさんある。