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毎日がバトンタッチ〜昨日の私よ、ありがとう

この9月からパートタイムを始めた。
パートタイムとはいえ、〝専業主婦・ときどきボランティア〟な生活を10年以上続けてきた自分にとっては、わりと大きな変化だ。ぼやぼやする時間が格段に減った。先延ばしにすることも減った。
これはきっと、いいことだ。

翌日の自分のことを考えて、夕食をつくりながら朝食の準備をする。野菜を切っておくとか、テーブルに並べるものを冷蔵庫の手前に据えておくとか。
可能だったら、夫のお弁当に入れる一品も用意する。ちょっとしたおひたしや煮物や。時間がない時は、夕食からこっそり取り分ける。お弁当の一品が決まっているだけでも、ずいぶんと助かるのだ。

洗濯もそうだ。夜のうちに済ませておくと、翌朝の負担が半分くらいになる気がする。それに、我が家はみんな汗かき体質。その日の汚れは、その日のうちに洗い流してしまうのが良い。
なのだが、家族全員が入浴を済ませて、洗濯機を回せるのは21時を過ぎていることが多く、それはいよいよ私が眠たくなる時間なのだ。睡魔と戦いながら洗濯物を干す作業はまあまあ辛い。だけど、明日の自分のためにとせっせと洗濯物を吊るしていく。

翌朝。のそのそと起きてキッチンの冷蔵庫を開ける。そこに炒めるばかりのカットされた野菜があると「うおー、昨日の自分、ありがとう!」と思う。お弁当用の惣菜があると、「ちょっとー、昨日の自分、やるじゃん」と自賛する。
2階に上がってサンルームをのぞくと、そこにはストンとハンガーにぶら下がった衣類たちが。これまた「昨日の自分、ありがとう」である。昨日、っていうか、つい7時間前くらいの自分だけど。

昨日の私から今日の私へ。
最近はそんな風にして「一人バトンタッチ」を楽しんでいる。

仕事と家庭の両立、ってこういうことなんですね。頭ではわかっていたけれど、世の中の働く主婦・主夫ってやっぱり凄いわ。
いずれは家族も巻き込んで「2人バトンタッチ」「3人バトンタッチ」「4人バトンタッチ」としていくことが理想。

あ、昨日の自分はもう一つ頑張ったみたい。栗の鬼皮がむいてある。今日は夫の誕生日だから、栗ご飯にするのだ。これまた感謝。昨日の自分に万歳。
さて、今日も一日レッツゴー!

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