「どんな6年生になりたいんですか」の違和感

小学校でよく使われる言葉に、「もう〇年生なんだから」というのがある気がします。もう1年生なんだから。もう中学年なんだから。もう5年生なんだから。最高学年なんだから。

5年生は、こんな言葉もよく言われます。
「来年は6年生です。」

この言葉に、違和感があります。

夢を感じられるなら。いいと思います。
6年生=最高学年!だから、
「がんばろう」とか「楽しもう」とか。
あと、6年生だから「こういうことができるようになるといいね」も
いいと思います。
「6年生のように素晴らしい」も、少し違和感あるけどいいと思います。

違和感があるのは、脅しのように使われるとき。
「〇〇くん、もうすぐ6年生になるんですよ?そんなことで大丈夫ですか?」
「6年生になるのに、静かにできないんでしょうか?」
「注意されるの〇回目ですよ。どんな6年生になりたいんですか。」

何度か聞いたことがあります。

6年生だから=静かにする。なのかな。
6年生だから=まわりに合わせる。なのかな。
6年生だから=下の学年のお手本になる、ではあるとは思うけれど、
それって、自分で考えて振る舞うことであって、
6年生だからと押し付けられても、迷惑だなぁと思うのです。

どちらかと言うと、
「時間を守ること」「静かに話を聞くこと」などは、
「大人となったときに信頼されるために必要なスキル」として
伝えてほしいと思う。

6年生になるのは、やはり小学生としては夢であり楽しみであり、
たった1年間で終わってしまう最高学年という特権的地位(笑)。
脅しで使うのは、やめてほしいな。
気付いてないんだと思うんだけど・・・
子どもたちの心に、少しも響いていませんよ。

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