魔法を伝授♪
子どもへの声かけ。私が勤務しているクラスの担任の先生、素晴らしいとは思っていました。何が違うの?どうして違うの?言語化してみました!先生方だけでなく、子育てに関わる全ての方のヒントになると思います!魔法的に素晴らしいので、シェアさせていただきますね♡
一般的には、目の前の子どものやった「問題」対して、「注意」をすることが多いと思います。たとえば、静かにならないこと、時間に席についていないこと、外で体育座りしているとき土いじりをしてしまうこと、などなど。「静かにならない」という「問題」に対して、真剣な顔をして「静かにしなさい」という「注意」をします。(このあとに嫌味がつくこともあります💦)
一方、その先生は、「課題」のような感覚です。
注意するとき(たとえば後ろを向いてしゃべっている子)の名前を呼んだら、まず伝えます。「怒っているわけでも叱ってるわけでもないよ。」この一言!すごくないですか?実際怒ってないし。(子どもの行動を注意するとき、自分が本当に「怒っているか」感じてみてください。私自身に関しては、最後に書いています^^)
「怒られる」ことに慣れてしまっている子どもたちは、自分たちの行動の良い悪いを思い起こすのではなく、「ヤバ!怒られる!しまった!」みたいな感じで行動を直します。大人の言葉は、なかなか子どもに届きません。(多少の「怖い」の力で、正しい行動ができるようになるのも、悪いだけではないと思います。「お母さんがどう考えるか」「先生がどう感じるか」が判断基準になり、行動を律する場面もあるかと思います。)
「怒っているわけでも叱ってるわけでもないよ。」の前提の場合、どうなるか。「今の君はクラスのリーダーになれると思ってるんだよね。(君は〇〇ができるようになっているから、一段レベルをあげていこう。)だから、そういう行動は(〇年生が終わる頃までに)変えていこう。いつもそうしなきゃ!と思わなくていいから。10回のうち、2回でも3回でも、だんだんにその頻度を上げて行けばいいから」といった感じです。
「悪い行動だから、その行動を取ったあなたは悪い子です!!」
というメッセージか。
「今のあなたの行動は、今後直していった方がいい課題だよ。期待している、見守っているから、がんばって変えていこう。」
というメッセージか。
子どもたち、最初は驚いた顔をしていたし、ほんとうに怒ってないと感じると、ほっとした顔になり、言葉に耳を傾けます。「怒られる」と構えるか、「見守られている」と感じるか。子どもたちの学校で過ごすときの心も全然変わってきます。
私自身、こういう声かけはしたことがありませんでした!(自分の子どもに対してもやっぱり「早くして!」「ちょっとうるさい」とかになっちゃいますよねー。)毎日のことだから、毎日同じことが続いたら、大人だってイヤになる。注意なんて全然したくない。だから、一発でやめてほしい。私の言う通りにしてくれれば注意なんて必要ないのにぃ!!!そんな思いになってしまうのは仕方ない。私の場合は、そこまで行動が気にならないので、おそらく「口うるさい人」ではないと思うのですが、気になったときはすでに本当に「怒っている」状態(笑)そんな私から見たら、魔法のような、担任の声かけから学ぶことだらけです。
言語化できてすっきり~!!参考になったら嬉しいです!