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本を読んだら、親子で癒やされた

ここのところ、疲れがたまってたまってしょうがない日が続いています。

メインは息子に関する悩みです。
息子は今サッカーが大好きで、ハマっています。
外で遊べる時間はボールを持って遊びに行くくらいです。

もちろん、サッカーのゲームも大好き。
家ではゲームをして良い時間やタイミングのルールを決めていますが
その時間はほとんどゲームです。

好きこそものの上手なれ、とは言いますが、
親としては、ゲームよりも読書やピアノの練習をしてもらいたい…と思ってしまいます。

というのも、息子は自ら挑戦した読書感想文が県で入賞したり、
ピアノのコンクールでも本選入賞したことがあります。
私は息子が「やれるしできる子」だというのを知っているし、期待も常に持っているのです。

ただ、ゲームといっても、サッカーゲームであれば…
サッカーのルールや戦術、有名な選手やチームの名前も覚えられます。
ゲームでの戦術を実際に真似してみたり、理想のプレーがイメージできるので
禁止してしまうのも違うのかな…?とモヤモヤしているところではあります。

ある日、私がネットで購入した本が、家に届きました。
樺沢紫苑先生が書いた、
ちょっとお疲れのあなたが読むだけでフワッと癒やされる本。


表紙はコレです


私は5月からパートでの仕事をはじめました。つまり、コンフォートゾーンから一歩出て歩きだしているところです。
幸いなことに、仕事内容は大好きで得意な分野。人間関係など環境にも恵まれています。
でも、やっぱり新しい環境に飛び込んだことで、心身の疲れを感じることが増えたのも事実です。

ちょうど癒しを欲していたところでもあったので、
あとで読もう!とリビングに置いておき、家事を先に済ませることにしました。

学校から帰ってきた息子が、ソファでちょっと休んでいるな…と思っていたら
いきなり「れじりえんす!」と言い出しました。

普段から樺沢先生の本を読んでる私にとって、そのワードは重要ワードです。
え、でも息子に教えたっけ?と、息子の方に目をやると…
手にはこちらの本がありました。
「…読んでる…!?」とビックリ!

図書館に連れていって、高学年用の本コーナーの本を見て
「これは文字が小さいし長いから絶対嫌!簡単なのがいい!!」
と、薄い本以外は断固拒絶していたあの息子が、
大人用の本を読んでいる…!?

思わず飛び出そうになった目をぱちくりしていた私に
「レジリエンスってね、心のばね!しなやかさなんだって!」
と、読んでいるところを教えてくれました。

「仕事を続けるには大事なことなんだってー!」
と、本の文章そのままですが、私に教えてくれます。
これはもしかして良いアウトプットの練習になりそうと思い、
家事の手を止めて、聞いてみることにしました。

すると、「心のしなやかさってどういうことだろう?」
と聞いてきました。
これは子どもの頃から身についていたら一生モノになることだし、
興味を持った今が教えるチャンスだと思い、話してみました。

「嫌なことがあって落ち込むことってあるじゃん?
できないことがあって、ショックだなーって思ってもいいんだよ!
ママもしょっちゅうネガティブになったり、イライラしてるよね。
でも、落ち込んだままじゃなくて、いつもの元気な状態に戻れればいいよねってお話なんじゃないかな?

今、ピアノも難しい曲をやってて、できないなーってイライラしちゃうことが多いよね?
そこで、もう嫌だー!!って辞めちゃうんじゃなくて
またゆっくりから練習してみようかな!って戻ってくればいいんだよ」

と、息子にあてはめて説明したら
「そっかぁ!!」
「弾けない…うわーん!ってなっても、よーしまた練習しようって思えばいいんだ!」
「あ!サッカーで点を入れられちゃって悔しくても、次は防ぐぞ!って頑張ればいい??」

「オレ、今日は先にピアノの練習するわ!本は長いから今日はここまで」
といって、自らピアノに向かっていきました。

ピアノの練習したの?と聞かない日なんて、何日ぶりだったでしょうか…。

私は息子に「その本、リビングに置いておくから好きなときに読んでいいよ」と伝えました。
目に入れば興味をもって開きだすかな、と思ったからです。

すると後日、また読んでいました。
作戦成功です。

この日は
「人間関係…スルーするテクニック!」

息子は、クラスに苦手な子がいます。(ここではA君とします)
悪ふざけをする子で、「やめて」と伝えてもさらにふざけられてしまうことが多く、手が出てきてしまって叩かれたこともあります。
息子が対処できず、嫌な思いをすることが多いのです。

「人間関係って職場だけじゃなく、学校のお友達にもあてはまるよ?
仲良い子もいれば、嫌な子もいるよね?」

「A君…(イライラ)」
「そう!休み時間は話さなきゃいけない、一緒に遊ばなきゃいけないなんてことないんじゃない?」

と私が言ったら、息子が
「あ!ここに、自分に好意を持ってくれる人や大切に思ってくれてる人と仲良くするだけで、毎日が楽しくなりますって書いてある!」
と、太字部分を抜き出して読み上げました。

「そうだよー!A君は挨拶とか、授業とかでは必要なお話はしてほしいけど、それ以外の休み時間は、好きな友達と一緒にいていいんだよ」

「それならオレもできるわ、仲良い友達もいるし!」

苦手な子への悩みも、フワッとやわらいだみたいで、
息子の表情も柔らかくなっていました。

その後、私も一人でこの本を読み進めました。
スキマ時間に読んだので、拾い読みでしたが

「適当、ボチボチ、頑張らなくていい マイペースが最強!(p182より)」「もっと不真面目に生きろ!(p184より)」

の言葉が目に飛び込んできました。

ここのところの私は、
息子をきちんと育てなきゃ!親がサポートしなきゃ!!
ゲームばっかりやってたら、自律のできない大人になってしまう!!
私がしっかりしなきゃ!!

と思い込んでいたんですよね。
だから、息子に対しても「ちゃんとやれ!」という気持ちの圧だけが伝わってしまっていました。

「練習しなさい!」「ゲームはだめ!!」と感情的にならなくても
一緒に本をちょこっと読んで、3分間一緒に考えて…
今回はこの本を読むことで
「いい未来がイメージできれば、子どもは自らやり出す」ということが経験でき、それが一番親子にとって心地よく成長できるひとつの方法だと感じました。

私も広い心・しなやかな心で
息子の成長をサポートしていきたいと思います。

おまけ
息子「ママ?職場が嫌だと思っても、どうせ3ヶ月後にはやめるって思いながらやると良いんだって!大丈夫そう?」

私「あ、仕事は楽しいし、人間関係も良いから、そこは心配しなくて大丈夫だよ。ありがとうね!」

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