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螺旋を登れた
寝る前に、声に出して宣言をし、信じて眠りにつきました。苦しくて目が覚めてしまう時もありましたが、とにかくインスピレーションに従って、全部実行しました。
するとどうでしょう。
朝を迎える前に、本当に叶っていたのです。
宣言していたことが。
約半年前のあの日叶わなかったこと。
頑張って!頑張ったね!って言いたかったこと。
ロッカーにしまったままだったプレゼント。
もうきっと渡せない。
こんな状態の人から貰ったら縁起が悪い、そう思ってなんとか持ち帰って、それから戻ってくるのに季節が一つ変わっていたこと。
同じような状況になっても、自分の思考、選択行動が変わっていれば、起こる未来は変わるのだと知ることができました。
本当は断念しようと思いかけました。
しかしそんな時、頑張って行ってみたらと声をかけられて、勇気を出して出かけたのです。
そこには私が半年前経験できなかった、見ることもできなかったことが待っていました。
心が温まる光景が広がっていて、そこに自分も加われて、たくさんの思いのほんの一握りを伝えることができました。
毎日、毎日、目標に向かって頑張り続けてきた素敵な方たちに、エールを伝えることができました。
身体がしんどいと、助けて貰った命なのに、とても辛く感じることは正直あります。
肉体を失っていたら、もう経験しなくてよかった辛さ。
それと同時に、肉体があったからこそ、経験できた、伝えることができた数多の喜び。
たくさんの辛さも、ほんのささやかな喜びが全てを帳消しにしてくれる。
まだ一年経たないけれど、本当に激動な日々でした。生きててよかった。
酸素吸入してもらっても苦しくて、担当でない看護師さんたちも心配して声をかけにきてくれる位な状態だった時。
涙をこぼしながら、生きてよかったって思える日がいつか来るって信じることはやめませんでした。
信じること。
それを続けると本当にそうなる。
今も少し苦しいけれど。
大丈夫。
生きていてよかった。
本当にそう思える日は来るよ。
最後までお読みいただきありがとうございます。