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ただ、体を動かすのを楽しめる場所(Polarisフィットネスチーム体験記)

はじめに


運動が苦手な私が熱中している、PolarisフィットネスチームのZUMBAレッスン。
5月21日、新宿で行われたレッスンに参加してきました。
「挫折しがちなフィットネスを続けやすく」をモットーに、インストラクターの長澤翼さん(以下、翼先生)が率いるこのチームが大好きなのです。しかも日ごろのトレーニングだとか、練習だとか、難しいことは一切不要。
この日のレッスンの目玉は「ハッピーホース」という、キッズ向けのクラスで使われる曲でした。子ども向けということもあってか、とにかくリズミカルでポップで楽しい。馬が縦横無尽に駆け回っている場面が浮かんでくるようです。
おのずと、振り付けも曲に合わせたリズミカルなものになります。伸び盛りのキッズにはよさそうですが、働き盛りの大人には少しタフな選曲です。
ジャンプやターンを繰り返す振り付けに、持参した1リットルのお茶と500㏄のスポーツドリンクはあっという間に空っぽ。
「待って待って!」と声にならない声で叫びながら、必死で食らいついていく時間は苦しいけれども楽しい。一緒に参加した人も、「きついけどなんかクセになるんだよね」と口々に言います。終わった後は周りの人に心配されるほど汗だく、息も絶え絶え、それでいて何とも言えない爽快感と達成感で全身が満たされます。だから自然と続いてしまうのです。

ZUMBAを始めたきっかけ

数年前に友人がZUMBAにハマっていたので、「インストラクターの動きに合わせて踊る、ラテンミュージックがかかるダンスエクササイズ」ということはなんとなく知っていた私。
その友人も長年接していてスポーツを嗜む印象がない方だったので、彼女が楽しんで通っているならば私も楽しく続けられるかも?と少し興味を持ったのも事実。ただ生来の運動嫌いが災いしてか、一緒に連れて行ってほしいと頼むこともなくZUMBAの話題は頭から消し去られていました。

再びZUMBAとのご縁がつながったのは今年に入ってすぐ。仲間内の新年会で初めて翼先生と出会い、彼がZUMBAの先生をやっていることを知った時のこと。体力づくりをしたいのだけれどなかなか体を動かす機会がなくて、とついこぼした私に新宿でのレッスンに誘ってくれました。そこから私のZUMBAライフがスタートしたのです。
2月の中旬に初めてレッスンに参加した日は、正直なところついていくのに精一杯。
10名くらいのメンバーと一緒に1時間ノンストップで動き続けた後は、私だけ息も絶え絶えでした。何年もまともに運動をしていなかったのだから無理もないことです。
けれども終わった後は、その場で3月のレッスンに申し込みました。とにかく楽しかったからです。最初から最後までずっと湧き上がる「楽しい」の感情。これはスポーツをしていて味わったことがない気持ちでした。この日から、毎月欠かさず通い続けて今に至ります。
この気持ちを、私と同じようにスポーツと縁のなかった人に体験してほしくてレッスンのたびに体験記を書いているのです。

気楽に楽しめるのがZUMBAの魅力。体育の授業の苦い思い出は過去のものに。

スポーツと縁のない私が純粋に楽しめたのは、失敗しても誰にも迷惑をかけることがないという気楽さです。わたしを含め運動が苦手で億劫な人は、子供時代にこんな経験があると思います。

  1. 上手にできなくてからかわれるなど、恥ずかしい思いをした。

  2. 体育の授業で友達に迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちになった。

体を動かすこと自体は嫌いではなかったけれど、小さいころからとにかく運動ができなかった私。それでも負けず嫌いだったので体育の時間なども一生懸命取り組んでいましたが、いつだってどこか憂鬱でした。お友達とペアで体操をしたり、チームで球技をするときに迷惑をかけてしまうのが嫌だったからです。
例えばクラスメイトの前でひとりずつ鉄棒や跳び箱を披露するとき、できない事を揶揄されたりもしましたがそれはまあいいのです。早く体育の授業終われと毎回胸の中で唱えていましたが。
けれども組体操や球技の練習など、誰かと一緒に取り組む場面での絶望感と言ったら。
わたしのせいでスムーズな動きができない事への申し訳なさ。短期間ではどうすることもできない運動能力。私が運動をすると人に迷惑をかけてしまうからいやだなあ、という気持ちはずっと拭えないまま大人になりました。

ZUMBAの好きなところは、それぞれがインストラクターの動きを真似して踊るだけというシンプルさ。
参加者は何人もいるけれど、自分が動きを間違えたからと言って誰かが困ることなんてありません。そもそもレッスン中は、集中しすぎてお互いの姿なんて目に入らないのです。
それでも周りが上級者ばかりなら気おくれしてしまいそうですが、さまざまな状態の人が一緒に真剣に楽しんでいるのがPolarisフィットネスチームの持ち味。

わたしが体を動かすことを楽しむ日が来るなんて、考えもしませんでした。
同じように思っている方に届けばうれしいです!

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