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神様と会った日

前回、第一子の朔徠(さくら)を出産した時の話を書きました。
彼女が生まれたその姿は神様そのものでした。
その匂い、柔らかさ、空気感、神々しさ。
きっと生まれたての赤ちゃんはみんな神様です。
純粋な命の塊そのものです。
ピュアな命そのものを具現化した姿。
わたしは飽きることなく見続けていました、
その姿を目に、心に、焼き付けたいその一心でした。

出産した日はそのまま産院で預かってもらうこととなり、
翌日の昼から授乳の練習が始まりました。
自分で産んだ子なのに
『触ってもいいですか』と聞いてしまうわたし。
『もちろん^^ あなたの可愛い赤ちゃんを触ってください』
と言われ
おむつの替え方からおっぱいのあげ方まで
助産師さんに全てを教えてもらいました。
その全てが初めてで、ぎこちなくて上手にできません。
わたしから生まれたこの神様はお腹が空いたら顔を真っ赤にして泣いていました。
わたしは一生懸命におっぱいをあげて、足りない分はミルクを作り
飲ませていました。
そんな中で、わたしの中に一つ確信がありました。
わたしはもう一人、神様を生むことになるだろう。
そんなに遠くない未来で、わたしはもう一人の神様と出会うこととなります。


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