造影剤MRIと日々悪化する体調
9月に入り、造影剤MRI検査をしました。
この検査で、髄液がどこからどれだけ漏れているかを画像で見ることが出来ます。
検査は点滴をしながらそこへ造影剤を流し込み
そのままの状態でMRIを撮るというもの。
約40分ほどで終わりました。
翌日、結果を聞きに行きます。
わたしの場合は頚椎5番からの漏れがハッキリと写っていました。
(ここは漏れやすい場所なのだそうです)
漏れの量は多くないとのことですが、わたしの場合は痛みが強く
これは髄液が神経に触れているからという理由でした。
そして腰椎4番当たりに、少しもやっと見えていました。
ここはハッキリとはしていないけれど、
おそらくここからも漏れているだろうとのことです。
ここにも痛みを感じていました。
この結果からブラッドパッチが確定しました。
10月にはブラッドパッチのための入院の予定が立ちました。
9月に入ってから不眠が強くなり、そのことを相談すると
デエビゴというお薬が処方されました。
この日から就寝前にデエビゴを飲み始めます。
一週間ほど飲み続けていたのですが、この日を境に
日に日に首の痛みが強くなり、体調がどんどん悪くなりました。
痛みの他に気持ち悪さ、吐き気、呼吸のしにくさ。
すぐ横になりたがる。
わたしにはこの薬が相当合わなかったのでしょう。
一週間飲み続けて、これはおかしいと気づきすぐに飲むのをやめました。
それでも痛みは容赦なく襲い、手持ちの鎮痛剤も一切効かず
9/10 の夕方、過呼吸になり倒れました。
その様子を見て慌てた母はすぐに救急車を呼び、搬送されました。
わたしは息を吸わなきゃ、息を・・・と必死ですが
痛みが強すぎて内心パニックになっていました。
手足がどんどんと痺れて動かせません。
息を吸おうと思っても上手く吸えず、息を吐けない。
痛みも治まらず、
とにかく誰か助けてと祈るばかりだったのを覚えています。
救急で搬送されたものの、脳脊髄液減少症を知っている先生がいません。
どう対処していいのかもわからないような状況でした。
ただ今すぐ命に関わることではないとのことで、救急の先生からは
『ゆっくり休んでいってね〜』と言われるのみ。
過呼吸もこの頃には少しずつ落ち着き始め、手足の感覚が戻ってきました。
わたしは過呼吸の経験が初めてだったので、体内に二酸化炭素の量が増えると
こんな風になるんだなぁと他人事のように感心していました。
対処をするにも何もできることはなく、なぜか痛みも落ち着き始め
少量の点滴をしたのみで家に帰されてしまいました。
けれどもこの夜は痛みで何度も起き、ロキソニンとマイスリーを交互に
何度も何度も口に放り込んで夜を明かしました。
入院までの間にわたしができる事といえば、安静にしているとことと
少しても髄液を増やすこと。
点滴してもらうことが一歩でも治療につながると思い
主治医に点滴の指示書を書いてもらい、近所の内科で週に3回
500mlの点滴を2袋、これを1時間で入れてもらうことにしました。
高速点滴です。
これがまた体調不良を加速させることとなります。