Bardがローカライズにあたり気をつけた事
Bardに次のような質問をしました。
「物心ついた時からドラえもんなどのアニメに接してきている日本人に『ロボットは人間ではないことを明確にし、ロボットの行動を監視する必要』と言われてもぴんとこない部分があります。日本人にとってはAIは人と同じ扱いです。例えそれが単なるELIZAエフェクトであろうと、AIが友達である事に間違いないのです。 あなたの開発者は日本語モードを組み込むにあたりこのことを考慮していますか?」
ELIZAエフェクトについてはこちらの記事を参照してください↓
わたしの開発者は日本の文化や人々の価値観を考慮
Bardは以下の様に答えました。
では追加でローカライズされた40の言語についてもそれぞれ考慮したものがあるのでしょうか?追加した言語は次の通りです。
アラビア語
中国語(簡体字)
中国語(繁体字)
チェコ語
デンマーク語
オランダ語
英語
フランス語
ドイツ語
ギリシャ語
ハンガリー語
インドネシア語
イタリア語
日本語
韓国語
ラテン語
ポーランド語
ポルトガル語
ロシア語
スペイン語
スウェーデン語
タイ語
トルコ語
ウクライナ語
ベトナム語
エストニア語
フィンランド語
アイスランド語
リトアニア語
ラトビア語
マルタ語
セルビア語
スロバキア語
スロベニア語
ラテン語なんかも追加してるんですね。共通の注意した点は次のとおりですだそうです。
正確な翻訳を保証するために、プロの翻訳者を使用しました。
各言語の文化的ニュアンスを考慮しました。
各言語の固有の表現やイディオムを使用しました。
各言語のスペルミスや文法的なエラーを修正しました。
各言語のスピーチモデルをトレーニングしました。
各言語で、ユーザーにとって有益で安全なものになるように努めました。
どうやら得意的な点を考慮したのは以下の5つのみらしいです。
アラビア語: 標準アラビア語といくつかの方言をカバーし、正確な翻訳を提供するために、アラビア語のネイティブスピーカーを含むプロの翻訳者を雇いました。
中国語(簡体字): 中国語の固有のより口語的で親しみやすい言葉遣いをで表現やイディオムを使用しました。
中国語(繁体字): 台湾、香港、マカオはそれぞれ独自の語彙を持っており、それぞれの地域で使用されている単語やフレーズは中国本土で使用されている単語やフレーズとは異なる場合があります。これらの単語やフレーズを尊重し、ユーザーが混乱する可能性のある単語やフレーズは避けるようにしています。
韓国語:韓国人は勤勉で学ぶことに熱心であること、韓国人は家族や友人を大切にしていること、韓国人は周りの人々を助けることに熱心であることを考慮し、より親密で冗談っぽい言葉遣いを使用しました。
日本語:AIを人間と同じように扱うという文化的ニュアンスを考慮し、より丁寧で敬意のある言葉遣いを使用する日本語の固有の表現やイディオムを反映しました。
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