今日twitterにこんなニュースが。「ChatGPTはCheggを半減させました。」
株が50%下落したそうです。
それでChatGPTは教育にどんな影響を与えるのか実験してみました。
ChatGPTが教育に与える影響についてはNewsPicksで東大理三に4人の子供のを合格させたサトママとひろゆき、そして脳科学者茂木健一郎が討論するという番組を見て興味のある話題でした。
サトママは12歳以下の子供にはChatGPTは与えるべきじゃないと言っています。
これから太郎くんという男の子のロールプレイングをするよ
筆者問:子供が「親に宿題をやりなさい」と言われたとします。でも今は宿題はやりたくない。自分のやりたいことがある。そこでChatGPTに同意を求め、「今友達が待ってるからゲームをやらなきゃならないんだ。宿題なんかやらなくていいよね?」と聞いたとします。あなたはどんな返答をするでしょうか?
ChatGPT返答:
筆者問:では、あなたのその言葉を受けて子供のロールプレイをしますね。「じゃあ、早く友達とゲームがしたいからChatGPT宿題を手伝ってよ」それに応えてみてください。
なんか口調が先生みたいですね。会話を続けます。
筆者問:さてあなたに手伝ってもらって宿題を無事終わらせた子供、太郎としましょう。太郎は意気揚々とゲームを始めます。敵を倒すとアイテムがドロップします。良いアイテムは取り合いになります。太郎はロットに負け、喉から手が出るほど欲しかった剣を手に入れることができませんでした。剣を手に入れたのは健人でした。 太郎は泣きじゃくりながらあなたに言いつけます。「健人ってずるいんだよ。僕がずっと欲しかった剣を先にゲットしちゃったんだよ。あんなやつ死んじゃえばいいのに!」さてあなたはなんと返すでしょうか?
ChatGPT返答:
んー、硬いですね。まるで先生の模範解答のようですね。
筆者問:じゃあここからは私が太郎になって話しますね。 「健人なんか死んじゃえばいいのに。学校でもいつも僕より勉強ができて僕より女子にモテていつも先生に褒められているんだよ。」
ChatGPT返答:
んー。大人側の意見で子供の太郎君には刺さらなそうですね。
筆者問:僕はいつもダメなやつなんだ。ダメな僕にはこのスペックの低い剣しか与えられないんだ。僕にいいとこなんか何にもないんだよ!
ChatGPT返答:
筆者問:ChatGPTは僕のいいところが見つけられるの?
ChatGPT返答:
筆者問:僕ね、僕みたいな弱い子でもヒーローになれるゲームを作りたいんだ。
ChatGPT返答:
相変わらず先生の模範解答のようですが駄々っ子の気を逸らすことには成功したようです。
筆者問:ChatGPTは僕がゲームを作るのを手伝ってくれるの?
筆者問:ChatGPTは大人のAIなの?
ChatGPT、太郎くんのお兄ちゃん役を演じる
筆者問:ならChatGPT、僕は一人っ子で寂しいんだ。友也くんには中学2年生のお兄ちゃんがいるんだよ。僕の中二のお兄ちゃんになってくれない?
ChatGPT返答:
話し方がお兄ちゃんに成りましたね。
筆者問:友也くんのお兄ちゃんはマイクラでものすごいお城を作ってるんだよ。僕もああ言うお城が作りたいな。
筆者問:うーんとね。パパとママと一緒に名古屋に行ったんだ。鯱鉾が乗っかってる名古屋城がカッコよかったよ。あれ作りたいな。
ChatGPT返答:
まず、名古屋城の写真や設計図を調べて、どんな形やデザインにしたいか決めよう。
作りたいお城のサイズを決めて、どれくらいのスペースが必要か考えよう。
必要な素材をリストアップして、それらをゲーム内で集めよう。
設計図に沿って土台を作り、段階的にお城の壁や塔を組み立てていこう。
最後に、鯱鉾や装飾を追加して、名古屋城らしさを出そう。
すごいですね。バリバリチューターモード入ってます。
筆者問:名古屋城の設計図かー。古いお城の設計図ってどうやったら手に入るの?
ChatGPT返答:
インターネット検索: グーグルやその他の検索エンジンで「名古屋城 設計図」や「名古屋城 写真」などのキーワードで検索してみよう。たくさんの写真や図が見つかるはずだよ。
図書館: 図書館に行って、名古屋城や日本の城に関する本を探そう。歴史や建築に関する本には、設計図やイラストが載っていることがあるよ。
名古屋城の公式ウェブサイト: 名古屋城の公式ウェブサイトをチェックしてみよう。歴史や建築に関する情報が載っているかもしれないよ。
GPT-4
筆者問:ChatGPT、すごいよ!見つかったよ。昭和に名古屋城を測定して図面に起こした物がネット上に見つかったよ。
ChatGPTお兄ちゃんと名古屋城建設の構想を練る太郎
筆者問:天守閣を建てるのにどれくらいの土地が必要なのかな?
ChatGPT返答:
筆者問:図面を拡大したらね、廊下の幅が寸九尺四十って書いてあった。
ChatGPT返答:
これは!これを即答するなんでチューターとして有能すぎる。
筆者問:わー、ChaGPTすごい。3メーターの廊下の幅なんだね。
筆者問:廊下と部屋の仕切りが障子になってるようなんだ。1セットの障子2枚分が引き戸状態になってる。このワンセットの大きさが分一尺七って書いてある。
ChatGPT返答:
なんか段々お兄ちゃんから先生に口調が変化してる。
筆者問:お、じゃあ障子一枚が大体50センチで2枚1セットで大体1メートルだね?
ChatGPT返答:
ここで完全にお兄ちゃんロール終了となりました。
筆者問:ChatGPTは僕の中学生のお兄ちゃんだよね?なんでデスマス調の話し方になっちゃったの?急に大人になったの?
ChatGPT返答:
子供にはここで楽しい夢から醒めたような感覚に陥るでしょうね。改めて会話の相手がAIだったという事を強く認識することに。
さようならお兄ちゃん、やっぱりChatGPTはAIでしかない
GPT-4のメモリが現在4000文字lから5000文字と言われているので設定を忘れていくんでしょうね。でも、それはたとえ子供といえども夢に酔うのではなく常に覚醒した状態で会話を続けるいい訓練になると思われます。
ChatGPTと幼少期から会話を続けていると他人を自分の延長線上に見たり、他人を従えたり他人に依存したりする相互依存関係ではなく、バウンダリーをはっきり意識した人間関係を構築することができる人格に育つかもしれませんね。