音声入力とタイピングについて熱く語ってみた
はじめに
音声入力は、機械学習やAI技術の発達により、キーボードタイピングとは異なる速度で、とても早く文字を入力できるようになりつつあります。
そうなの?と思っていざやってみると、タイピングとは違って難しい。
何を話そうか頭が真っ白になってしまうので、早くなんて入力できない。
今回は私が考えている音声入力についてアウトプットしてみます。
音声入力は脳の回路が違う
「頭で考えて指を動かして入力する」「頭で考えて口で話す」の2つは、脳の使い方が全く違います。
前者は思っているほど早く打てませんが、頭の中でいろいろ考えていますよ。後者は人とのコミュニケーションを素早く取るために発達した能力なので、いろいろ考えて話していては、コミュニケーションが成立しません。仕事で議事録を書いたことがある方ならピンときているかも知れませんが、書き言葉と話し言葉は違うものなのです。
話し言葉とは?
話し言葉は、倒置・中断・語順の入れ替わりといった言葉の乱れがおきやすく、方言が用いられることもあります。
です・ます
いっぱい
ちょっと
ちゃんと
でも、だけど
なので
話し言葉の例)雨が降った。なので、外出は中止だ。
書き言葉の例)雨が降ったので、外出は中止だ。
書き言葉は、論文や記事などの文章を書くときに用いる言葉
あらゆる層の読者に対して誤解をあたえず、だれが読んでも理解できる文章になります。
だ、である
多い
少ない
非常に
しかし、けれども
SNSやブログは話し言葉
私的なSNSやブログは読者層が明らかであるので、話し言葉を使った方が効果的なケースがあります。書き手のニュアンスが伝わりやすく、理解しやすいと考えられます。
ニュースやビジネス文章の場合はその逆で、書き言葉が用いられます。
音声入力で記事を書きたい場合は、話し言葉の方が楽なので、SNSやブログのようなものと相性が良いかなと考えられます。
音声入力は誤字や変換ミスが多い
音声入力は、使用しているマイク機材や音声認識するソフトウェアによって大きく変わります。最近のソフトウェアはかなり優秀で、音声認識や日本語入力変換に機械学習やAIを駆使しているので、一昔前の音声入力とは印象が違います。
スマートフォンでも音声入力が使えるので、お手持ちのスマートフォンで試してみてはいかがでしょうか?
音声入力と上手に付き合うには
入力されている画面を見ながら声を発すると、自分の言葉がどう認識されてどう文字が入力されているか気になってしまうので、それなら画面を見ずに、思いついたことをひたすら声に出していきます。
とは言え、話す筋が整っていないうちに話しても、あとで整形する方の時間がかかってしまうので、話の筋が書かれた台本を用意することからはじめよう。箇条書きでも良いです。
この一手間が仕上がりを左右すると言っても過言ではないので、初めに用意することを推奨します。
以下は一例です。
野球について
私と野球の出会い
好きな選手
学生時代の部活動
まとめ
自分なりのルールを決めよう
音声入力は、後から入力された内容を読み直して整形する前提で使うので、思いついたことをどんどん話せば良いです。読み返してみて不要なところは、バッサリとカットしてしまえばいいので、入力が早い音声入力を活用できると考えられます。
最近の音声入力は句読点、句読点を自動的に認識してくれるものもありますが、「まる」だったり、「てん」だったり必要なものもあります。
どれくらい書いたらベストか
noteは、右下に何文字入力されているか表示されています。SEOを意識するのであれば、3,000文字頑張りましょう。
SEOとは”Search Engine Optimization”の略で、検索エンジンからの評価を上げる施策のことです。せっかく記事を書くのなら、少しでも拡散した方が嬉しいですよね。見てくれることでモチベーションアップにも繋がりますし、続けるきっかけになる方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、タイピング検定1級は10分で800文字。
1時間で4800文字に相当します。
誰しもそんなに早く入力出来るとは思えませんが、音声入力だと1時間で1万字くらい達成できるらしいと言われています。
noteを毎日1〜2時間たっぷり時間を取って執筆するのは難しいので、週末にまとめてとか、早朝・深夜に時間を作っての方が多いのではないでしょうか。音声入力をうまく使いこなすことが出来れば、文字数を稼げるようになるかもしれませんね。
私の音声入力事情
私はApple製品の利用が多いので、MacBookPro、iPhone、AppleWatch、AirPodsProのいずれかを使う機会が多いです。
マイクの感度としてはiPhoneが優秀かなと思います。
音声入力のための専用デバイスは持ち合わせていないので、機会があったら導入して比較してみるのも良さそうです。
もし良さそうなデバイスがあれば、コメントで教えてください。
最近見たAppleWatchで音声入力をやってみた系の記事は、スタパ齋藤さんのこの記事。
私もAppleWatchを持っているのでトライしてみたのですが、なかなか難しいですね。31 「さんじゅういち」が 「30と1」になったり、音声認識って難しいのだなと再認識しました。下書きレベルでも難しいのは、私が向いていないのか、デバイスとの相性が悪いからでしょうか。
私は仕事柄で機械学習に触れる機会があるのですが、特に日本語は難しく、前処理で自然言語処理のチューニングを施してから、教師あり学習をさせないと散々な結果になってしまうので、前段の前処理がとても難しいところです。
音声入力はマルチタスク
早さだけでは語れないので、別な視線から考えてみます。
家事をしながらは難しいですが、歩きながらの音声入力はいかがでしょう。歩きながらのタイピングは難しいですが、音声入力なら可能です。どこを歩くかが問題になるかもしれませんが、人が少ない海や川、山なんかは可能かなと思います。
家には家族がいるので一人でブツブツは難しいとか、子供がいるからなかなか・・・の方もいらっしゃるかと思いますが、一人の時間を見つけてトライしてみてください。
私は通勤で1時間ほど歩いているので、通勤時間中にnoteのネタをメモしたり、仕事でやらなきゃ行けないことをメモしたり、歩いているときこそ音声入力は便利だなぁと感じています。
ただ変換が甘いのは否めないので、なんじゃこりゃ!?と思うこともありますが、手軽に文字起こしが出来るのは時短になるので便利です。
ただ、ブツブツ何か話している人が歩いているところが問題かもしれません。
文字起こしで優秀なのはCLOVA Note
CLOVA NoteはLINE社の文字起こしアプリです。
複数人での会話や議事録に対応したモードがあり、使ってみて変換精度もかなり高いなと感じました。一定時間までは無償で利用できます。
変換精度を向上させるため、LINE社にデータを提供することが出来るのですが、提供しないモードもあります。その場合は変換時間が半分になりますが、1ヶ月経てばリセットされます。
外部へ漏洩してはいけない機密情報などの議事録には使えませんが、ちょっとした打ち合わせですとか、2時間程度の座談会ですとか、議事録を作って欲しいと頼まれたときに使ってみてはいかがでしょうか?
もちろん話し言葉で文字起こしされるので、書き言葉に書き直す必要はありますが、時短に繋がるツールなので活用していきましょう。
まとめ
最後にまとめです。
話し言葉と書き言葉を使い分けよう
音声入力は話の筋が書かれた台本を用意しよう
自分なりのルールを決めよう
最後までお読みいただいてありがとうございました😊