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増やしたり減らしたりしてます。 神の手で片道切符切られた如く川辺をかける欠けた片耳 ここ居てと甘噛みしてから遠ざかり 春の祭りの子供の身ぶり それじゃあと鞘へ帰った鉤爪がもうこの傷を忘れてしまった ひとつ鳴きそろり立ち入る陽だまりは空しつらえし君の寝室 猫にしかわからん差異の査定があって段ボールにはすぐ入るのか 靴箱やランチョンマットやバスタオル あらゆるものが寝具だった お前のさアクスタなんて作ったらそれだけ残った朝がさまよう 「生まれ変わるんなら猫だな」っ