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母からの宿題 ~母の被爆体験を語る~ 最終話

22.最終話…たぶん

被団協がノーベル平和賞を受賞されました。
でも、なんだか他人事の気持ちです。
いや、まあ、他人なんですが。
私は被団協の一員でもありませんし、
ニュースでしか見たことない方々ばかりですし、
そもそも、被団協の正式名称が
「日本原水爆被害者団体協議会」だと
ネット検索しないと言えないですし。

核兵器廃絶、戦争反対。
願ってはいるけれど、
実際に行動したことはありませんでした。
そういうのは、ちゃんとした人がすることなんだろうから、と。
私は政治家でもないし、
公務員でもないし、
NPOの職員でもないし、
国連の人間でもない。
私の出番はない、と。

だけど、私は母の娘で、娘の母。
家族の体験を伝承できるのは私。
出番です。
名もなき「一被爆2世」の出番です。
いや、名はありました。
母のつけてくれたこの名前、安芸子!

カリフォルニアのブライアン少年から始まり、
これまで私の話をきいてくださった方々、
そして、いま、まさに、
こうやってこれを読んでくださっている皆さま、
私の宿題にご協力ありがとうございます。

最後に、広島原爆資料館…、
  んー、正式名称は広島平和記念資料館なんですが、
  でも、子どものころから、あそこは「原爆資料館」なので…。
そこのデータベースに「リンクはってもよいよ」と
許可をいただけましたので、貼っておきます。
話題にした「9.写真を求めて」に登場した写真も
ここで検索できます。
ここで「第一国民学校」と検索していただくと、
『母の姉を看病する祖母かな?』写真がでてきます。
こちらです。
   ↓
広島平和記念資料館平和データベース

次回番外編(あるんかい!)【ばあちゃんのいとこ】 に つづく

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