教員が複業すると民間への転職が有利になるか
こんにちは!NPO越境先生代表理事の前田です!
「長い人生、教師とは別のキャリアも考えてみようか…?」「金銭の授受に関わらず、何らか複業をしていた方が転職には有利だろうか…?」
今回はこういった疑問に答えていきます。
私自身は
・教員を10年経験(正規+非常勤、育休期間含む)
・35歳で民間のIT企業に転職(他メーカーに一社内定)
・教員の複業の本を出版
といった感じで、教員からの転職を経験し教員の複業についても日本一詳しいので信憑性はそれなりにあるかと思います。
なお、この記事は違法だったりグレーだったりな方法を進めるためのものではありません。あくまで教育公務員として可能な範囲での複業を行った場合に転職とどう関係する可能性があるかを述べていきます。
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結論:結びつくかどうか微妙
結論から言っちゃうと教員の複業が転職に結びつくかどうかはぶっちゃけ微妙です。しかしポイントは全く結びつかないとも言い切れないところ。だから希望がないわけでもない。
なぜ微妙なのか、上げていきますね。
迷走しがち
何か踏み出そうと思って複業に取り組んでも、「何か踏み出そう」でドライブするとだいたい迷走します。自分も恥ずかしながら数年迷走しました。迷走した状態で頑張って継続しても、そんなに大した出力は出ないですよね。
大した出力が出ないということは大した成果が得られないということで、わかりやすい成果がないのであれば転職に有利に働くとは言えません。
転職は労働市場に自分という商品を投下する行為ですから、機能面に確固たるお墨付きがない商品は選んでもらえません。
「この洗濯機はどれだけ汚れを落とせるのかは未知数ですが、洗濯できるようになりたいとは思っているのです!!」っていう謳い文句で洗濯機を購入する人はなかなかいないでしょう。
どのような複業を選択するかにかかってくる
複業は限られた体力や時間などのリソースを用いて職能を伸ばす行為だと言えます。どのような複業を行うかで、どのような職能が身につくかが決まります。身に着ける職能の中で、汎用性が高いのは数値化しやすい職能です。誰が見ても明らかだからですね。
例えばSNSを伸ばす力がめちゃくちゃあって、しかも一定の属性の人にリーチして集められるとなるとそれなりに汎用性はあるのかもしれません。また、ライティングなどについても実際にどのような記事を書き、どれくらいのPV数があるのか示しやすいもののひとつでしょう。
ライティングなどは今後AIの台頭によって難しくなっていくように感じるかもしれませんが、あくまで市場が今どんな商品を求めているか、、、という観点での話ですから今時点ではあまり関係がありません。多くの人がその職能に価値があると感じればその職能には価値があるのです。
転職の市況を見極め、どのような教員でも身に付けられる職能のうち、何を選択すれば自分の市場価値が高まりそうか見極めるのは大事なことです。
自分の市場価値を高めるためにどのような複業をすればよいのか
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